ボーダー・コリーはどんな性格?「賢い」と言われる理由、飼育のコツも紹介
2026.03.02
- 目次
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- ボーダー・コリーってどんな犬?
- ボーダー・コリーの基本情報
- 体高・体重
- 被毛・毛色
- 平均寿命
- ボーダー・コリーの性格はオスとメスでどう違う?
- オスの性格:遊び好きでやんちゃな一面もある
- メスの性格:比較的おだやかで落ち着いている
- ボーダー・コリーを飼うときに心がけたいこと
- 散歩や遊びで運動量を十分に確保する
- 苦手な「暑さ」への対策を徹底する
- 被毛のお手入れ(ブラッシング)を習慣にする
- 適切な食事量と早食い防止を意識する
- 子犬の頃から計画的にしつけをする
- ボーダー・コリーとのきずなを深めるしつけの基本
- 一貫性のあるルールを徹底する
- 牧羊本能による「追いかけ癖」を理解する
- 性格にあわせて飼い方を工夫する
- ボーダー・コリーの子犬を迎える方法
- ブリーダーに紹介してもらう
- ペットショップで探す
- 保護犬の里親になる
- ボーダー・コリーの価格相場
- まとめ:性格を知れば、ボーダー・コリーとの暮らしはもっと楽しくなる
美しい毛並みと可愛らしい表情で、ペットとして人気を集めるボーダー・コリー。「もっとも賢い犬種」といわれるほどの知能と運動能力があり、いつかは飼ってみたいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、その賢さゆえに「しつけが難しい」「初心者にはハードルが高い」などの意見もあり、飼育に慣れていない人にはハードルの高さを感じる可能性もあります。
そこで本記事では、ボーダー・コリーの性格や特徴を詳しく解説します。信頼関係を築くための上手な付き合い方も紹介するので、これから新しい家族を迎える準備として、ぜひ参考にしてみてください。
ボーダー・コリーってどんな犬?

ボーダー・コリーは、アクティブな性格や人と行動する賢さに特徴がある犬種です。抜群の運動神経と賢さを活かし、ドッグスポーツの大会でも多く活躍しています。
ボーダー・コリーのルーツは、イギリスで古くから人間とともに働いてきた牧羊犬です。羊の群れを誘導するために広大な野山を駆け回っていた歴史から、無尽蔵ともいえるスタミナがあります。
飼い主とコミュニケーションを好む特徴もあるため、ボーダー・コリーの性格や特徴を理解するほど飼育のコツがつかめるはずです。
ボーダー・コリーの基本情報

ボーダー・コリーを家族に迎え入れるなら、体の大きさや寿命といった基本的なデータを知っておくと安心です。成犬になったときの大きさや毛色の種類を把握すると、実際に一緒に暮らすイメージもつかめます。
また、中型犬ならではの特徴も知っておくと、飼育環境を整えるときに役立つはずです。ここでは、ボーダー・コリーのサイズや被毛、平均寿命などの特徴を解説します。
体高・体重
ボーダー・コリーは、中型犬のなかでも「やや大きめ」の体格をしています。環境省のデータによると、一般的なボーダー・コリー(成犬)の体高や体重は以下のとおりです。
| 体高 | 約46~56cm |
| 体重 | 約13~25kg |
出典:犬猫の大きさと流通しているケージに関する調査結果(環境省)
数字だけ見ると幅があるように感じるかもしれませんが、これは個体差や性別による違いがあるためです。一般的にオスはメスよりも骨格がしっかりしており、体重も重くなる傾向があります。子犬のときは小さな体でも成長スピードが速く、1年ほどで成犬に近い大きさになります。
被毛・毛色
ボーダー・コリーの被毛は、長さの異なる2種類の毛が生える「ダブルコート」です。外側の硬い毛には皮膚を守る役割があり、内側の柔らかい毛が保温の役割を果たしています。
そのため、寒さには比較的強いのですが、暑さが苦手で換毛期になると想像以上に毛が抜ける犬種です。毎日のブラッシングや掃除機がけが欠かせなくなるので、飼育時にはお手入れの時間を確保しましょう。
毛色については、黒と白のコントラストが特徴的な「ブラック&ホワイト」が代表的です。その他にも「ブラウン&ホワイト」や「ブルーマール」といったカラーバリエーションも見られます。
平均寿命
ボーダー・コリーの平均寿命は、13歳といわれています。一般的な中型犬の寿命が11〜15歳程度であるため、平均的な寿命といえます。
ただし、あくまで一つの目安であり、生まれ持った体質や飼育環境によって寿命は変わります。愛犬と少しでも長く暮らすために、日頃から健康管理や適切なお世話をしていきましょう。
ボーダー・コリーの性格はオスとメスでどう違う?

ここからは、ボーダー・コリーの性別による性格の違いについて解説します。基本的には活発な性格をしていますが、性別によって行動や気質に違いが見られるケースも少なくありません。
性別による傾向を知っておくと、飼い主にあった愛犬選びの参考になるはずです。初めて犬を飼う人や自分にあうか不安を感じる人は、性別ごとの特徴をイメージしておくと安心できます。
オスの性格:遊び好きでやんちゃな一面もある
オスのボーダー・コリーは、いつまでも子犬のような無邪気でやんちゃな性格をしています。感情表現が豊かで飼い主と遊びたがることもあるため、愛犬とアクティブにコミュニケーションをとりたい人にぴったりです。
たとえば、フリスビーをキャッチしたり、アジリティと呼ばれる障害物競走に挑戦したりと、遊びを通じて絆を深められます。休日に愛犬と一緒に汗を流したいと考えているなら、オスの活発な性格は大きな魅力になるはずです。
ただし、オスはメスに比べて縄張り意識や警戒心が強くなりやすい傾向があります。これらは、群れや家族を守ろうとする本能によるものです。飼い主自身が落ち着いて接してあげると、頼れるリーダーとして安心してくれます。
メスの性格:比較的おだやかで落ち着いている
メスのボーダー・コリーは、オスに比べて性格が比較的落ち着いています。オスと同様に活発に動く一面もありますが、オンとオフの切り替えが上手な印象です。
また、周囲の状況をよく観察する能力にも長けています。その場の状況にあわせて行動できるため、多頭飼いや小さなお子さんがいる家庭でも飼育しやすい性格です。
飼い主の行動をよく観察する賢さがあるため、気分によって態度や指示を変えると信頼を損ねてしまうかもしれません。信頼関係を深めるように、積極的にコミュニケーションをとってあげると安心です。
ボーダー・コリーを飼うときに心がけたいこと

ボーダー・コリーと一緒に暮らす日々には、刺激的で楽しい瞬間もたくさんあります。しかし、その賢さと体力を満たすためには、飼い主があらかじめ知っておきたいポイントも少なくありません。
ここからは、運動量の確保や日々のケアなど、飼育するうえで心がけたいポイントを5つ解説します。これからボーダー・コリーを迎え入れたい人は、自分のライフスタイルと照らし合わせてチェックしてみてください。
散歩や遊びで運動量を十分に確保する
ボーダー・コリーの飼育でもっとも意識したいポイントは、圧倒的な運動量を満たしてあげることです。彼らは広大な牧場で羊を追いかけていた牧羊犬であり、普通の犬種とは比較にならないほどのスタミナを持っています。
運動不足になるとストレスがたまり、家具をかじるなどの問題行動につながるケースも少なくありません。だからこそ、毎日の運動時間を少し意識するだけでも、穏やかに過ごしやすくなります。
具体的な散歩の目安としては、1日2回、それぞれ1時間以上が理想的です。また、彼らは頭を使った運動も大好きなため、ボールやフリスビーを使った遊びを取り入れるとより楽しめます。
苦手な「暑さ」への対策を徹底する
ボーダー・コリーは寒さに強い反面、暑さが苦手な犬種です。体を覆っているダブルコートの被毛は保温性が高く、日本の高温多湿な気候が大きな負担となります。
ときには熱中症になる可能性もあるため、以下のような対策を心がけてみましょう。
- 涼しい時間帯を選んで散歩する
- 散歩中にこまめな水分補給をする
- 屋内ではエアコンを活用する
- 保冷剤やクールウェアなどのグッズを活用する
快適に過ごせる環境づくりを心がけながら、愛犬の様子をよく観察してあげましょう。
被毛のお手入れ(ブラッシング)を習慣にする
ボーダー・コリーの美しい毛並みを保つため、毎日のブラッシングを習慣化してみましょう。長く柔らかい毛が密集しているため、ブラッシング不足が以下のような悪影響につながることもあります。
- 放っておくと毛玉ができやすい
- 毛玉で皮膚が引っ張られて痛みを感じやすい
- 通気性が悪くなって皮膚炎の原因になりやすい
ブラッシングの頻度は、1日1回が理想的です。とくに抜け毛が増える換毛期には、スキンシップの時間も兼ねて1日2回以上に増やすと安心できます。
また、自宅でのシャンプーは、月に1〜2回程度を目安に行います。汚れを落とすだけでなく、皮膚の健康状態をチェックするよい機会です。シャンプー後は、ドライヤーを使って根元からしっかりと乾かしてあげましょう。
適切な食事量と早食い防止を意識する
活発に運動するボーダー・コリーは、食欲も旺盛な子が多い傾向にあります。ごはんの時間になると興奮するあまり、あっという間に平らげてしまうことも少なくありません。しかし、あまりに早食いをしてしまうと、消化不良を起こして下痢や嘔吐の原因になる可能性もあります。
早食いを防ぐためには、一度に大量のフードを与えないように工夫すると安心です。1回の食事量を減らしたり、早食い防止用の細工が施された食器を使ったりすると自然に食べるペースを落とせます。
子犬の頃から計画的にしつけをする
ボーダー・コリーを迎え入れたら、できるだけ早い段階からしつけをスタートさせましょう。学習能力が高いため、良いことだけでなく悪い習慣もあっという間に身につけてしまいます。
しつけをするうえで心がけたいポイントは、飼い主と愛犬の信頼関係を築くことです。ボーダー・コリーはリーダーと認めた相手には素直に従いますが、頼りないと感じると自分で判断して行動しようとします。
良いことをしたら褒め、いけないことをしたら短く叱るなど、メリハリのある態度でコミュニケーションをとる意識が大切です。以降の見出しでは、しつけの基本をより詳しく解説しています。
ボーダー・コリーとのきずなを深めるしつけの基本

ボーダー・コリーは「世界一賢い犬」と称されるほど知能が高く、学習能力に優れた犬種です。しかし、賢いがゆえに主導権を握ろうとしてしまうこともあり、初めて飼うには「ハードルが高い」「しつけが難しい」といわれるケースも少なくありません。
それでも、飼い主が正しい知識をもって接してあげれば、深い信頼関係を築けます。ここからは、ボーダー・コリーの特性を理解したうえで、お互いが快適に暮らすためのしつけのポイントを紹介します。
一貫性のあるルールを徹底する
ボーダー・コリーのしつけにおいて、一貫性のあるルールを徹底することが重要です。飼い主の行動や表情をよく見る観察力があるため、何をすれば「褒められるのか」「叱られるのか」をしっかりと覚えてくれます。
だからこそ、しつけが曖昧になってしまうと、何が正解なのかわからずに混乱してしまいます。「お父さんはおやつをくれるけど、お母さんはくれない」といったバラつきがあると、おやつをくれる人の言うことばかりを聞いてしまうかもしれません。家族で飼う場合は、全員でルールを統一するように話し合っておくと安心です。
牧羊本能による「追いかけ癖」を理解する
牧羊犬としての歴史があるボーダー・コリーには、動くものを追いかけたりコントロールしようとしたりする本能が残っています。自転車などを反射的に追いかけてしまう本能は、彼らにとって自然な行動であり、悪気があるわけではありません。
しかし、人間社会で安全に暮らすためには、この衝動をしつけによってコントロールする必要があります。もし愛犬が動くものに反応しそうになったら、名前を呼んで意識を飼い主に向ける練習をしてみましょう。「マテ」や「オスワリ」の指示で落ち着かせ、通り過ぎるまで待つ習慣をつけると安心です。
ただし、本能を抑えるには、どうしても時間と根気が必要です。しつけが完了するまでは、なるべく車通りが少ない散歩コースを選んであげるように配慮してあげましょう。
性格にあわせて飼い方を工夫する
しつけと聞くと、犬に「してはいけないこと」を教えるイメージが強いかもしれません。しかし、ボーダー・コリーの活発な性格を考えると、環境そのものを工夫してトラブルを未然に防ぐアプローチも有効です。
彼らがいたずらをするのは、退屈だったり、気になるものが目の前にあったりすることが原因でもあります。叱る回数を減らすためにも、以下のような失敗させない環境づくりを心がけてみてください。
- 入ってほしくない場所に柵を設置する
- 噛んでほしくないものを届かない場所に片づける
- 噛んでもよいおもちゃで噛み癖の欲求を満たす
愛犬の行動を変えようとする前に、まずは飼い主の工夫で環境を整えてみることも大切です。工夫の積み重ねが、飼い主と愛犬の双方にとって快適な暮らしにつながります。
ボーダー・コリーの子犬を迎える方法

ブリーダーやペットショップなど、ボーダー・コリーを迎え入れる方法はいくつかあります。それぞれの方法にメリットや注意点があるため、飼い主の状況や希望にあわせて検討することが大切です。
愛犬を迎え入れることは、新しい命とともに暮らす喜びと責任を伴います。まずはボーダー・コリーと出会える場所と具体的な方法を理解してみましょう。
ブリーダーに紹介してもらう
ブリーダーからボーダー・コリーを紹介してもらうと、以下の情報を詳しく教えてもらえるメリットがあります。
- 親犬や兄弟犬の情報
- 子犬が育った環境
- 具体的な飼育方法
犬種に詳しいブリーダーは、それぞれの性格や特徴を把握しています。そのため、家庭環境やライフスタイルに適した子を紹介してくれる可能性も高まります。
とくに初めて犬を飼う人にとって、専門知識と飼育経験が豊富なブリーダーは頼れる存在です。迎え入れたあとも、しつけや健康の相談に乗ってもらえるケースも少なくありません。子犬の段階から丁寧にしつけをしているブリーダーも多いため、新しい環境にもスムーズに慣れてくれるはずです。
ペットショップで探す
街中にあるペットショップであれば、自宅の近くで気軽にボーダー・コリーと出会う機会をつくれます。子犬を迎えるにあたって必要な飼育用品を同じ店舗で相談しながら揃えられるので、初めて犬を飼う人にも便利です。
また、一般的には、以下のような「獣医さんによる健康診断」が完了した状態で引き渡されます。
- 健康チェック
- ワクチン接種
- 遺伝子病検査
子犬の飼育環境やお店の衛生管理など、気になるポイントは店員さんに積極的に質問して確認してみてください。
保護犬の里親になる
保護施設からボーダー・コリーの里親になるという選択肢も大切です。里親として迎え入れる選択には「新しい命を救う」という尊い目的もあります。
保護施設では、残念ながら飼い主に見捨てられたり、行き場をなくしたりした犬たちが新しい家族との出会いを待っています。そして、保護犬のなかには過去に辛い経験をしてきた子も少なくありません。
そのため、環境変化による飼育の難しさもあり、初心者には難しさを感じる可能性もあります。ブリーダーやペットショップとは毛色が異なる迎え入れ方となるため、保護犬の背景を理解したうえで、じっくりと向き合う気持ちが大切です。
ボーダー・コリーの価格相場

ボーダー・コリーの子犬を迎える場合の価格相場は、一般的に「20万〜50万円」が目安です。ただし、以下のような要素によって、価格は大きく変動します。
- ブリーダー
- ペットショップ
- 血統
- 毛色
- 性別
- 年齢
たとえば、人気の毛色や年齢の低い子犬は、高価になりやすい傾向があります。また、子犬の価格に加えて、飼育グッズやワクチン接種といった初期費用も必要です。迎え入れてからもワクチンや健康診断などの医療費がかかるため、計画的に飼育費用を用意しておくと安心できます。
まとめ:性格を知れば、ボーダー・コリーとの暮らしはもっと楽しくなる

ボーダー・コリーは、優れた知能と活発な性格から牧羊犬としても活躍していた犬種です。体を動かすことが大好きな一面もあり、ドッグスポーツを一緒に楽しみたい人にとって相性の良いパートナーになってくれます。
ボーダー・コリーと幸せに暮らすためには、まず性格を深く理解してあげることが大切です。豊かな運動量が必要であること、牧羊本能からくる「追いかけ癖」があることなど、犬種ならではの特性を把握すると適切な飼育環境やしつけの方針が見えてきます。
彼らが人間社会で穏やかに暮らすため、一貫性のあるしつけも心がけてみてください。子犬のころから良い行動を褒め、いけないことは「できないように工夫する」といった工夫が、ボーダー・コリーとの深い信頼関係につながります。
また、このようなボーダー・コリーをはじめとする小動物や生き物への関心は、「好き」を学びにつなげる第一歩です。
犬に関連した仕事に興味がある人は、さまざまな動物の飼育・管理を基礎から学ぶTCA東京ECO動物海洋専門学校の愛玩動物看護師&高度医療専攻やペットトリマー&エステティシャン専攻、動物看護・ペット分野などで実践的に学ぶことで、大好きな生き物を仕事にしていくことができます。動物福祉に基づいた環境づくりから、豊富な実習まで、学べるフィールドは多岐にわたります。
ぜひこの記事をきっかけに、ボーダー・コリーや他の生き物たちの生態について深く学んでみてください。 実際に「動物の健康を守る仕事」や「飼育のプロを育成する専門学校」を目指すことで、あなたの興味が将来のキャリアにつながるきっかけになるかもしれません。