【人気のミックス犬15選】種類・特徴・性格を解説!選び方・飼い方のコツも

2026.06.30

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目次

ペットショップやSNSで、「マルプー」や「チワックス」といった見慣れない名前の犬を見かけたことはありませんか?これらはミックス犬と呼ばれる、異なる純血種同士を掛け合わせて生まれた犬たちです。

ミックス犬は両親それぞれの犬種の特徴を受け継ぎ、見た目や性格に個体差があります。同じ組み合わせでも一頭ずつ顔が違うのが魅力で、子犬の頃と成犬になってからで印象が変わることもあります。

本記事では、ミックス犬の基本知識、人気の15犬種の特徴、飼育前に知っておきたい注意点、お手入れ・しつけのポイントを解説します。ミックス犬をいつか迎えたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ミックス犬とは?純血種や雑種との違い

9頭の色々な犬

近年、「ミックス犬」という言葉をよく耳にするようになりました。しかし、具体的に「純血種」や「雑種」と何が違うのか、正確に説明できる人は少ないかもしれません。

ここでは、ミックス犬の定義や、それぞれの違いについて分かりやすく解説します。

ミックス犬の定義

ミックス犬とは、異なる純血種同士を意図的に掛け合わせて生まれた犬のことです。

ただし、「ミックス犬」は公的・学術的な犬種分類として定められた名称ではなく、ペット業界や一般社会で広く使われている呼び名です。一般的には、犬は純血種(純粋犬種)か、それ以外の雑種として扱われる場面が多く、ミックス犬も雑種犬の一種であるといえます。それぞれの違いは、以下のように整理できます。

種類 親犬の血統 血統書(血統証明書) 特徴の予測
純血種
(純粋犬種)
同じ犬種同士で明確 血統登録された同一犬種の父母であれば発行される 予測しやすい
ミックス犬 異なる純血種同士で明確な場合が多い 発行されない 個体差が出やすく予測が難しい
雑種 不明確なことが多い 発行されない 予測が難しい

純血種は同一犬種の交配で血統・特徴が固定されており、血統書が発行されます。雑種は親犬や祖先の犬種が不明確なことが多い点で異なります。ミックス犬は親犬の犬種が判明している一方、血統書は発行されません。

ミックス犬の見た目・体格の特徴

ミックス犬は、体の大きさ、耳の形、毛の長さ、毛色などに個体差が出やすいのが特徴です。子犬の頃は片方の親犬に似ていても、成長するにつれてもう片方の親犬の特徴が出てくることがあります。

体の大きさについても、両親のちょうど中間のサイズになるとは限りません。どちらか一方の親犬に強く似たり、祖父母世代の特徴が出たりすることもあります。特にゴールデンドゥードルのように、親犬の一方が大型犬の場合は、成犬になったときに想定より大きくなる場合があります。

どちらの親犬に似るかは分かりませんが、親犬のサイズや犬種の特徴が成犬時の大きさを見当づける手がかりになります。迎える前に確認しておきましょう。

ミックス犬の性格の傾向

ミックス犬の性格は、両親の犬種特性が手がかりになりますが、どちらに似るかは個体によって異なるため、「この組み合わせだから必ずこの性格になる」とは言い切れません。あくまで参考として考えましょう。

また、性格は遺伝だけでなく、育つ環境やしつけ、人や他の犬との関わり方でも変わります。生後3~12週齢頃の社会化期には、人や生活音、さまざまな環境に少しずつ慣れる経験が大切です。

ミックス犬の魅力|人気を集める理由は?

ミックス犬の魅力は、両親の特徴を受け継ぎながら、一頭ごとに異なる個性が出るところです。同じ組み合わせでも、耳の形、毛質、体格、性格などはさまざまで、成長とともに印象が変わっていく過程を楽しめる点も人気の理由といえるでしょう。

人気のミックス犬15選!掛け合わせと特徴

ここからは、よく知られているミックス犬の掛け合わせ15選を、成犬時の体重目安・特徴・お手入れの注意点とあわせて紹介します。

※体重・性格・被毛の特徴はあくまで傾向であり、実際には個体差があります。

1. マルプー(マルチーズ×トイプードル)

ドッグカフェにいる茶色いマルプー

成犬時の体重目安 2〜4kg前後
被毛の傾向 ストレート、カールなど
性格の傾向 人懐っこい、遊び好き、賢い、活発、甘えん坊

マルプーは、マルチーズとトイプードルを親にもつ小型のミックス犬です。黒くて丸い目や垂れ耳、マルチーズ由来のふんわりした被毛やトイプードル由来のカール毛などが印象的です。

両親ともに下毛がない一層の被毛のシングルコートと呼ばれる毛質のため、マルプーも抜け毛が比較的少ない傾向があります。一方で、被毛が伸びやすく毛玉ができやすいため、日頃からこまめにブラッシングが必要です。月1~2回程度を目安にトリミングサロンでのカットも取り入れると、清潔に保ちやすくなります。

マルチーズの人懐っこく愛情深い性格と、トイプードルの知的で活発な性格を併せ持つ子が多く、賢く愛嬌があるため、初めて犬を飼う初心者の方でもお世話しやすいミックス犬といえます。甘えん坊な面が強く出る場合もあるので、子犬の頃から生活のルールを少しずつ教えていくことが大切です。

2. チワプー(チワワ×トイプードル)

薄茶色のチワプー

成犬時の体重目安 3kg前後
被毛の傾向 カール、ウェーブなど
性格の傾向 人懐っこい、愛情深い、活発、好奇心旺盛

チワプーは、チワワとトイプードルを親にもつ小型のミックス犬です。チワワらしい大きな目や小柄な体型に、トイプードルのようなカールやウェーブがかった被毛が特徴です。

トイプードルはシングルコートで抜け毛が少なく、チワワはダブルコートで抜け毛が出やすい犬種です。トイプードル寄りのカール毛を受け継いだ場合は、抜け毛は少なめですが毛が伸び続けるため、月に1回程度のトリミングが目安です。カール毛は絡まりやすいため、こまめなブラッシングも欠かせません。チワワ寄りの被毛になった場合は、換毛期を中心に抜け毛が増えるため、ブラッシングの頻度を増やして対応しましょう。

性格は、遊び好きで好奇心旺盛、フレンドリーな性格の子が多い傾向があります。チワワ寄りなら飼い主に忠実で愛情深い面が、プードル寄りなら社交的で穏やかな面が色濃く出やすいです。また、チワワが持つ臆病な一面を、プードルの社交性がカバーするようなバランスの良さが見られることもあります。

学習能力が高く比較的しつけはしやすい傾向がありますが、チワワ由来の警戒心が強く出ると、無駄吠えや噛み癖につながることがあります。子犬のころからしっかりと社会化トレーニングを行い、さまざまな人や環境に慣れさせてあげましょう。

両親ともに膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすい犬種のため、注意が必要です。滑りやすい床にはマットを敷くなど、足腰への負担を減らす環境を整えましょう。

チワプーについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:チワプーとは?性格などの特徴や飼い方のポイント、価格相場まで紹介

3. ポメ柴(ポメラニアン×柴犬)

白いポメ柴

成犬時の体重目安 4〜6kg前後
被毛の傾向 ダブルコート、ストレートなど
性格の傾向 活発、好奇心旺盛、飼い主に忠実、知的

ポメ柴は、ポメラニアンと柴犬を親にもつミックス犬です。柴犬の立ち耳やすっきりしたマズル(鼻口部)、ポメラニアンの影響でやや長めのふんわりした被毛が合わさることがあります。

両親ともにダブルコートの犬種のため、抜け毛が出やすく、特に換毛期には抜け毛が多くなるため、こまめにブラッシングを行い、毛のもつれや皮膚の状態も一緒に確認しましょう。

性格は、ポメラニアンの好奇心旺盛で活発な傾向と、柴犬の飼い主に忠実な傾向を受け継ぐことがあります。家族と一緒に過ごすことを好む子も多い一方で、両親に共通する警戒心が出る場合もあります。子犬の頃から人や生活音、外の環境に少しずつ慣れさせ、信頼関係を作りながら一貫したしつけを行うことが大切です。

また、ポメ柴は活発な傾向があるため、毎日の散歩や室内遊びで適度に体を動かす時間を作ることも大切です。運動量が不足するとストレスがたまり、吠えやいたずらにつながることがあります。

4. ポメプー(ポメラニアン×トイプードル)

黒と茶色のポメプー

成犬時の体重目安 2〜3kg前後
被毛の傾向 ロング、カールなど
性格の傾向 人懐っこい、甘えん坊、活発、警戒心が強い

ポメプーは、ポメラニアンとトイプードルを親にもつミックス犬です。両親ともに被毛が豊富な犬種のため、毛量が多めでふっくらとしたシルエットになりやすいのが特徴です。耳の形には個体差があり、ポメラニアンのような立ち耳になる子もいれば、トイプードルのような垂れ耳になる子もいます。

毛質は大きく分けて2つのタイプが存在します。トイプードル寄りのカール毛ならシングルコートで抜け毛は少ないですが、毛が絡みやすいため2〜3日に1回のブラッシングと月1回のトリミングが必要です。ポメラニアン寄りのストレート長毛ならダブルコートで抜け毛が多くなるため、毎日のブラッシングと、換毛期には特にこまめな抜け毛ケアが大切です。

性格は、ポメラニアンの好奇心旺盛で活発な面と、トイプードルの賢く社交的な面が表れやすいとされています。明るく甘えん坊で、人と一緒に過ごすことを好む子も多いです。

一方で、ポメラニアン由来の警戒心の高さを引き継ぎ、少し神経質で用心深い一面を見せることもあります。子犬の頃から来客や生活音に慣れさせながら、メリハリのあるしつけを心がけましょう。

ポメプーについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:ポメプーの特徴や性格は?抜け毛が多い?カットの頻度や飼い方を解説

5. チワックス(チワワ×ミニチュア・ダックスフンド)

薄茶色のチワックス

成犬時の体重目安 3〜5kg前後
被毛の傾向 ロングコート、スムースコート、ワイヤーコートなど
性格の傾向 忠誠心が高い、好奇心旺盛、甘えん坊、警戒心が強い

チワックスは、チワワとミニチュア・ダックスフンドを親にもつミックス犬です。チワワの大きな目や丸みのある頭、ミニチュア・ダックスフンドの胴が長めの体型や垂れ耳など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。

被毛は、親犬の毛質によってロング、スムース、ワイヤーなどさまざまです。ロングコートを受け継いだ場合は毛が絡まりやすく、毛玉や皮膚トラブルにつながることがあるため、こまめなブラッシングを心がけましょう。

性格は、チワワの飼い主に対する愛情深さや、ミニチュア・ダックスフンドの明るく活発な面が表れることがあります。両親ともに警戒心が出やすい犬種のため、知らない人や物音に反応して吠えやすい場合もあります。子犬の頃から人や犬、チャイム音、来客などに少しずつ慣れさせ、落ち着いて過ごせる経験を重ねていきましょう。

また、チワックスは活発で遊び好きな子も多いため、毎日の散歩や室内遊びで適度に体を動かす時間を作ることも大切です。運動不足になると、ストレスから吠えやいたずらにつながることもあります。

ミニチュア・ダックスフンドの胴長の体型を受け継いだ場合は、腰への負担に注意が必要です。また、チワワなどの小型犬では膝蓋骨脱臼(パテラ)にも注意したい犬種が多いため、膝に負担がかかりにくい環境づくりも大切です。椎間板ヘルニアやパテラのリスクを減らすため、段差や階段の上り下り、高い場所からの飛び降りには気をつけましょう。滑りやすい床にはマットを敷くなど、足腰への負担を減らす環境を整えましょう。

6. ポメチワ(ポメラニアン×チワワ)

散歩する白い小型犬

成犬時の体重目安 2〜3.5kg前後
被毛の傾向 ストレート、ウェーブ、飾り毛など
性格の傾向 活発、好奇心旺盛、愛情深い、忠誠心が強い

ポメチワは、ポメラニアンとチワワを親にもつ小型のミックス犬です。チワワの大きな瞳や丸みのある頭、ポメラニアンのふんわりした被毛や飾り毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。

被毛はポメラニアンの影響で毛量が多くなる場合があり、ダブルコートの特徴を受け継いだ子は抜け毛が出やすいため、定期的なブラッシングが大切です。

ポメラニアンの活発さと、チワワの愛情深さを併せ持つ子が多いですが、両親ともに警戒心が強いため、家族以外の人や他の犬に対して強く吠えてしまうことがあります。無駄吠えが癖にならないよう、子犬のうちから一貫したしつけを行いましょう。地面を歩いたり、外の環境に慣れたりする経験も大切です。

体が小さく足腰に負担がかかりやすいため、骨折や膝蓋骨脱臼(パテラ)などに注意が必要です。高い場所からの飛び降りや滑りやすい床での急な動きに気をつけ、足腰への負担を減らす環境を整えましょう。

7. ダップー(ミニチュア・ダックスフンド×トイプードル)

犬用ベッドにいる黒い小型犬

成犬時の体重目安 3〜4kg前後
被毛の傾向 カール、ウェーブなど
性格の傾向 知的、人懐っこい、愛情深い、活発

ダップーは、ミニチュア・ダックスフンドとトイプードルを親にもつミックス犬です。ミニチュア・ダックスフンドのようなやや長めの胴体や垂れ耳に、トイプードルのふんわりしたカール毛が表れることがあります。

ミニチュア・ダックスフンドのダブルコートの特徴を受け継いだ場合は、抜け毛が出やすくなることがあります。特に換毛期はアンダーコートが抜けやすいため、毛質や抜け毛の量に合わせてブラッシングの頻度を増やし、被毛を清潔に保ちましょう。トイプードルに近いシングルコートの毛質の場合は抜け毛が比較的少ない一方で、毛が伸びやすく、もつれや毛玉ができやすいことがあります。こまめなブラッシングに加えて定期的なトリミングを行いましょう。

性格は、トイプードルの賢く人懐っこい性格と、ミニチュア・ダックスフンドのフレンドリーで陽気な性格を引き継ぎやすく、お出かけや遊びが大好きなアクティブな子が多いです。一方で、警戒心から吠えやすい一面もあるため、子犬期からのしっかりとした社会化が重要になります。

ミニチュア・ダックスフンドの垂れ耳を引き継いだ場合、耳のなかが蒸れやすく、外耳炎のリスクが高まります。定期的に、耳のチェックを行い、清潔に保つ習慣をつけましょう。

8. ゴールデンドゥードル(ゴールデン・レトリバー×プードル)

ボールで遊ぶ白い中型犬

成犬時の体重目安 7〜40kg前後
被毛の傾向 ストレート、ウェーブ、カールなど
性格の傾向 人懐っこい、穏やか、社交的、知的

ゴールデンドゥードルは、ゴールデン・レトリバーとプードルを親にもつミックス犬です。親犬のプードルのサイズによって、成犬時の大きさに幅があります。スタンダードプードルとの掛け合わせでは大型犬になることがあり、ミニチュアプードルやトイプードルとの掛け合わせでは中型犬ほどのサイズになる場合もあります。迎える前に、親犬のサイズを確認しておきましょう。

被毛は、ストレート、ウェーブ、カールなどに分かれます。どの毛質であっても抜け毛は比較的少ない傾向があります。毛質によってはもつれやすいことがあるので、こまめなブラッシングと定期的なトリミングを習慣にしましょう。

性格は、ゴールデン・レトリバーの穏やかで社交的な面と、プードルの賢く人懐っこい面を受け継ぐことがあります。人と関わることを好み、家族の様子をよく見ながら行動する子も多い傾向があります。

活発な傾向があるため、運動や遊びの時間が不足するとストレスにつながることがあります。毎日の散歩に加えて、ボール遊びや知育玩具などを取り入れ、頭と体の両方を使える時間を作りましょう。大型になる可能性がある場合は、室内や運動スペースを十分に確保できるかも事前に確認しておくことが大切です。

9. キャバプー(キャバリア×トイプードル)

トリミングを受ける茶色い小型犬

成犬時の体重目安 5〜9kg前後
被毛の傾向 ストレート、ウェーブ、カールなど
性格の傾向 明るい、人懐っこい、知的、従順

キャバプーは、キャバリアとトイプードルを親にもつミックス犬です。キャバリアの大きな垂れ耳ややわらかな表情に、トイプードルのふんわりした被毛が合わさることがあります。

被毛は、トイプードルに近いカール毛、キャバリアに近いウェーブ毛、その中間のようなゆるい毛質など、個体によってさまざまです。抜け毛は比較的少ない傾向がありますが、キャバリア寄りの毛質では季節の変わり目に抜け毛が目立つこともあります。毛が細くやわらかい子は、もつれや毛玉ができやすい場合があります。成長とともに毛質が変わることもあるため、子犬期の毛質だけで判断せず、その子の被毛に合わせてブラッシングやトリミングを行いましょう。

性格は、キャバリアの穏やかで人に親しみやすい面と、トイプードルの賢く社交的な面を受け継ぐことがあります。明るく人懐っこい子も多く、家族と一緒に過ごすことを好む傾向があります。一方で、家族への愛着が強く出ると、ひとりで過ごす時間が苦手になる場合もあります。子犬のころから短い時間から落ち着いて過ごす練習を取り入れ、安心してひとりでいられる習慣を少しずつ身につけさせましょう。

親犬であるキャバリアは「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓病に注意が必要な犬種として知られています。若いうちから定期的に健康診断を受け、心音や体調の変化を確認することを習慣にしておきましょう。

10. チワマル(チワワ×マルチーズ)

白いチワマル

成犬時の体重目安 3〜4kg前後
被毛の傾向 ストレート、ウェーブ、シングルコート、ダブルコートなど
性格の傾向 明るい、活発、甘えん坊、警戒心が強い

チワマルは、チワワとマルチーズを親にもつミックス犬です。チワワの大きな目や丸みのある頭、マルチーズの柔らかな被毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。

被毛はマルチーズのような細く柔らかいストレート毛のシングルコートになる場合もあれば、チワワの特徴を受け継いでややウェーブがかった毛質やダブルコートになる場合もあります。毛の長さや抜け毛の量も個体によって異なるため、その子の毛質に合わせてブラッシングやトリミングを行いましょう。

性格は、明るく人懐っこく、家族のそばで過ごすことを好む子が多い傾向があります。一方で、チワワ由来の警戒心や、マルチーズ由来の自己主張の強さが出ることもあります。甘やかしすぎると吠えや噛み癖につながる場合があるため、子犬のころからさまざまな人や犬と関わる機会を作り、社会性を育てましょう。

両親ともに膝蓋骨脱臼(パテラ)に注意したい犬種です。滑りやすい床や高い場所からの飛び降りを避け、足腰に負担がかかりにくい環境を整えましょう。

11. シュナプー(ミニチュア・シュナウザー×トイプードル)

灰色の小型犬

成犬時の体重目安 3〜8kg前後
被毛の傾向 カール、ウェーブ、飾り毛
性格の傾向 明るい、活発、人懐っこい、知的

シュナプーは、ミニチュア・シュナウザーとトイプードルを親にもつミックス犬です。ミニチュア・シュナウザーの眉毛やひげのような飾り毛、トイプードルの丸い目やカールした被毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。トリミングで印象が変わりやすく、個性を出しやすい組み合わせです。

被毛は、トイプードルに近いカール毛になる場合もあれば、ミニチュア・シュナウザーに近いやや硬めのウェーブ毛になる場合もあります。抜け毛は比較的少ない傾向がありますが、毛が伸びやすく、もつれや毛玉ができやすい子もいるため、こまめなブラッシングと定期的なカットを行いましょう。

性格は、明るく人懐っこく、家族と関わることを好みます。ミニチュア・シュナウザーの忠実さや観察力、トイプードルの賢さや社交性が表れることもあり、人の指示を理解しやすい子も多いです。一方で、退屈するといたずらにつながる場合があるため、散歩や遊び、トレーニングを日常に取り入れてあげましょう。

垂れ耳の特徴が出た子は耳の中が蒸れやすく、外耳炎に注意が必要です。定期的に耳をチェックし、清潔に保ちましょう。

12. ポメマル(ポメラニアン×マルチーズ)

白い小型犬

成犬時の体重目安 2〜4kg前後
被毛の傾向 ストレート、毛量が多くなることがある
性格の傾向 甘えん坊、明るい、活発、警戒心が強い

ポメマルは、ポメラニアンとマルチーズを親にもつミックス犬です。ポメラニアンのふんわりした毛量や、マルチーズの白く柔らかな被毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。丸耳の形や毛量、顔立ちには個体差があります。

被毛はポメラニアン寄りの場合は抜け毛が出やすく、マルチーズ寄りの場合は毛が伸びやすく、もつれや毛玉ができやすい傾向があります。毛質に合わせてこまめなブラッシングや定期的なトリミングを行いましょう。

性格は、マルチーズの甘えん坊な面と、ポメラニアンの明るく活発な面を受け継ぐことがあります。一方で、警戒心や自己主張の強さが出る場合もあるため、子犬のころから人や生活音に慣れさせながら基本的なしつけを少しずつ教えていきましょう。

13. ヨープー(ヨークシャー・テリア×トイプードル)

黒と茶色の小型犬

成犬時の体重目安 2〜5kg前後
被毛の傾向 ストレート、カール、ウェーブなど
性格の傾向 人懐っこい、知的、勇敢、警戒心が強い

ヨープーは、ヨークシャー・テリアとトイプードルを親にもつミックス犬です。ヨークシャー・テリアの細くなめらかな被毛や、トイプードルのカールした被毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。毛色は成長とともに印象が変わる場合もあり、ブラック、ブラウン、シルバー、グレーなどさまざまです。

毛が細い子は絡まりやすく、カールやウェーブが強い子は毛玉ができやすいため、日々のブラッシングを習慣にし、毛質に合わせて定期的なトリミングを行いましょう。

性格は、明るく人懐っこく、賢い子が多い傾向があります。一方で、ヨークシャー・テリア由来の活発さや警戒心が出ると、知らない人や物音に反応して吠えやすくなる場合もあります。子犬の頃から人や生活音、外の環境に少しずつ慣れさせ、落ち着いた行動を褒めながら一貫したしつけを行いましょう。

また、体を動かす遊びに加えて、知育玩具や引っ張り遊びなど頭を使う時間を取り入れると、退屈やストレスの解消に役立ちます。

14. シープー(シー・ズー×トイプードル)

黒い小型犬

成犬時の体重目安 5kg前後
被毛の傾向 カール、ストレート、ウェーブなど
性格の傾向 愛情深い、穏やか、忠誠心が強い、知的

シープーは、シー・ズーとトイプードルを親にもつミックス犬です。シー・ズーの垂れ耳や丸みのある顔立ち、トイプードルのふんわりした被毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。

被毛は、トイプードルに近いカール毛になる場合もあれば、シー・ズーに近いストレート寄りの毛質になる場合もあります。抜け毛は比較的少ない傾向がありますが、毛が伸びやすく、もつれや毛玉ができやすい子もいるため、こまめなブラッシングと定期的なトリミングを行いましょう。

性格はシー・ズーの穏やかでマイペースな面と、トイプードルの賢く遊び好きな面を受け継ぐことがあります。家族とゆったり過ごすことを好む子もいますが、活発で遊び好きな一面が出る場合もあるため、散歩や室内遊びを日課にしましょう。

シー・ズーの短頭種としての特徴が出た子は、暑さへの注意が必要です。夏場は室温管理を行い、暑い時間帯の散歩は避けましょう。また、椎間板ヘルニアのリスクもあるため、段差や滑りやすい床への対策も大切です。

15. ペキプー(ペキニーズ×トイプードル)

茶色い小型犬

成犬時の体重目安 3〜5kg前後
被毛の傾向 カール、ストレート
性格の傾向 穏やか、マイペース、知的、人懐っこい

ペキプーは、ペキニーズとトイプードルを親にもつミックス犬です。ペキニーズの短めのマズルや丸みのある目元、トイプードルのふんわりした被毛など、両方の特徴が見た目に表れることがあります。垂れ耳になる子も多いです。

被毛はトイプードルに近いカール毛になる場合もあれば、ペキニーズに近いストレート寄りの毛質になる場合もあります。トイプードル寄りの場合は抜け毛が比較的少ない傾向がありますが、ペキニーズ寄りの場合は換毛期に抜け毛が目立つことがあります。毛量が多くもつれや毛玉ができやすい子もいるため、こまめなブラッシングを行いましょう。

性格は、ペキニーズの穏やかでマイペースな面と、トイプードルの賢く人懐っこい面を受け継ぐことがあります。甘えん坊な子もいれば自分のペースを大切にする子もいるため、その子の距離感を見ながら関わることが大切です。

ペキニーズの短頭種としての特徴を受け継いだ子は、暑さや呼吸への負担に注意が必要です。夏場はエアコンで室温を管理し、暑い時間帯の散歩は避けましょう。足腰に負担がかかりやすい場合もあるため、滑りやすい床や段差への対策もしておくと安心です。

あなたに合うミックス犬は?ライフスタイル別にシミュレーション

ミックス犬を迎えるときは、見た目の好みだけでなく自分や家族の生活に合っているかを考えることが大切です。ここではライフスタイル別に、飼いやすいミックス犬の系統を紹介します。

おうち時間が多く、お散歩控えめを希望する方

おすすめの系統:チワプー、チワマル、ポメチワなどの「小型犬×小型犬」の系統

チワワやマルチーズ、シー・ズーなどを親にもつ系統は、比較的少ない運動量でも飼いやすい傾向があります。ただし、これらの犬種でも散歩や外の刺激は必要です。毎日の散歩と室内遊びを組み合わせて、ストレスをためない環境を整えましょう。

アウトドアやアクティブにお出かけを楽しみたい方

おすすめの系統:ゴールデンドゥードル、シュナプー、ヨープーなどの「大型犬、または身体能力が高く、活発な狩猟犬・作業犬の血を引く」系統

体力があり、人と一緒に体を動かすことを好む系統です。ドッグラン、ドッグスポーツなどアクティブな時間を一緒に楽しみたい方に向いています。運動量が不足するとストレスにつながることもあるため、毎日の散歩や遊びの時間をしっかり確保できるか、迎える前に確認しておきましょう。

初めて犬を飼う・しつけやすさを重視したい方

おすすめの系統:マルプーやキャバプーなど、人懐っこく穏やかな傾向がある系統

人の指示を理解しやすく穏やかな気質を持つ傾向があるため、初めて犬を育てる方でもトラブルが起きにくいです。ただしどの犬にも個体差があり、しつけや社会化は必要です。子犬の頃から人や音、環境に慣らしながら少しずつルールを教えていきましょう。

初めて犬を迎える方は、下記の関連記事も参考にしてください。

関連記事:初心者向けの「飼いやすい犬」17選!小型犬~大型犬まで紹介

ミックス犬を飼育する際の注意点

女性に抱えられたラブラドゥードル

ミックス犬は見た目や性格の個性を楽しめる一方で、成長後の大きさや健康面に個体差が出やすいです。迎える前に、以下の注意点を確認しておきましょう。

将来のサイズや見た目の変化を予測する

ミックス犬は純血種に比べて成犬時の見た目や大きさを予測しにくい場合があります。親犬が小柄でも、もう片方の親のサイズが大きければ想定より大きくなることがあります。毛色や耳の形、マズルの長さなども成長とともに変わることがあるため、子犬のときの見た目だけでなく親犬の情報や成犬時の目安も事前に確認しておきましょう。

ミックス犬の寿命

ミックス犬の寿命は、体の大きさや生活環境、健康管理によって変わります。一般的に、犬は体が小さいほど平均寿命が長い傾向があります。目安としては、以下のように考えられます。

犬のサイズ 成犬時の体重目安 平均寿命の目安
小型ミックス犬 10kg未満 14〜15歳前後
中型ミックス犬 10kg以上〜25kg未満 13〜14歳前後
大型ミックス犬 25kg以上 10〜12歳前後

寿命は遺伝や食事、運動、定期的な健康診断などさまざまな要素に左右されます。「ミックス犬だから寿命が長い・短い」とは一概に言えないため、その子に合った健康管理を続けることが大切です。

両親の犬種特有の「遺伝的な病気」に注意

ミックス犬は、両親それぞれの犬種がかかりやすい病気のリスクを受け継ぐ可能性があります。親犬の犬種に多い病気を知っておくことで、早めの対策や健康診断につなげやすくなります。

親犬の犬種別に注意したい病気の例は以下のとおりです。

親犬の犬種 注意したい病気の例
トイプードル 膝蓋骨脱臼、若年性白内障、進行性網膜萎縮、僧帽弁閉鎖不全症など
チワワ 膝蓋骨脱臼、水頭症、僧帽弁閉鎖不全症など
ミニチュア・ダックスフンド 椎間板ヘルニア、アレルギー性皮膚炎、進行性網膜萎縮など
ポメラニアン 膝蓋骨脱臼、気管虚脱、僧帽弁閉鎖不全症など
マルチーズ アレルギー性皮膚炎、膝蓋骨脱臼、気管虚脱、僧帽弁閉鎖不全症など
シー・ズー 皮膚炎、外耳炎、進行性網膜萎縮、僧帽弁閉鎖不全症など

遺伝的なリスクがあっても必ず発症するとは限りません。ただし親犬のルーツを知っておくことで、日常のケアや定期的な健康診断に早めに取り組むことができます。

ミックス犬のお手入れとしつけのポイント

顎をなでられている白い小型犬

ミックス犬のお手入れやしつけは、親犬の特徴によって変わります。その子の毛質や性格に合った方法を選びましょう。

ミックス犬のしつけ|2犬種の習性が混ざるからこそ大切なアプローチ

ミックス犬の行動には、両親それぞれの犬種が持つ特徴が影響することがあります。たとえば、警戒心が強い犬種同士のミックス犬では、物音や来客に反応して吠えやすくなることがあります。狩猟犬のルーツを持つ犬種が入っている場合は、においを追う、動くものに反応するなどの行動が見られることもあります。

吠える、引っ張る、落ち着かないといった行動が出たときには頭ごなしに叱るのではなく、なぜその行動をしているのかを考えることが大切です。知育玩具を使う、散歩でにおいを嗅ぐ時間を作る、落ち着ける環境を整えるなど、その子の欲求に合った方法で発散させましょう。

犬の種類や性格について詳しく知りたい方は、下記の関連記事も参考にしてください。

関連記事:犬の種類22種を紹介!性格や大きさ、自分に合った犬種の選び方を解説

ミックス犬のトリミング|毛質を活かしたカット・ブラッシング

ミックス犬は親犬のどちらの毛質を受け継ぐかによってお手入れ方法が変わります。たとえば同じマルプーでも、マルチーズ寄りのストレート毛になる子もいれば、トイプードル寄りのカール毛になる子もいます。毛質別のブラシの目安は以下のとおりです。

毛質 使用するブラシの目安
長毛種で絡まりやすい場合 デタングラーブラシ、スリッカーブラシ
短毛種 スリッカーブラシ、ラバーブラシ

トリミングの頻度やカットスタイルは毛質や毛量、生活環境によって変わります。毛玉ができやすい子はブラッシングしやすい短めのスタイルにするなど、日常管理のしやすさも考えて選ぶとよいでしょう。

ミックス犬を家族に迎える方法

外で飼い主にかけ寄る小型犬

ミックス犬を迎える方法には、主にペットショップ、ブリーダー、保護施設・譲渡会があります。それぞれに特徴があるため、メリットだけでなく注意点も確認しておきましょう。

ペットショップ

ペットショップでは、さまざまな犬を実際に見比べながら検討できます。飼育用品やフードをその場でそろえやすく、初めて犬を迎える方はスタッフに飼い方を相談しやすい点もメリットです。

ただし、親犬の情報がどこまで分かるかは店舗によって異なります。成犬時の大きさや性格の傾向を知るためにも、親犬の犬種や体重、健康状態を事前に確認しておきましょう。

ブリーダー

ブリーダーから迎える場合は、親犬の体格や性格、育った環境を確認しやすい点がメリットです。特定の掛け合わせに詳しいブリーダーであれば、成犬時の大きさやお手入れ方法について具体的なアドバイスを受けられる場合もあります。

ただし、ブリーダーによって飼育環境や考え方は異なります。見学できるか、親犬の健康状態や飼育環境が適切かどうかも事前に見ておくとよいでしょう。

保護施設・譲渡会

保護施設や譲渡会から犬を迎える方法もあります。成犬が多く、体格や性格がある程度把握できる点が特徴です。ただし、譲渡には年齢や住環境、家族構成などの条件が設けられている場合もあるため、気になる施設や団体には早めに問い合わせておくとよいでしょう。

一方で、過去の生活環境によっては人に慣れるまで時間がかかったり、特別なケアが必要だったりする場合もあります。施設や団体の説明をよく聞き、家族で十分に話し合って迎えましょう。

ミックス犬に関するよくある質問

おもちゃをくわえて走る2頭の犬

ミックス犬についてよく寄せられる質問をまとめました。

Q1:ミックス犬に血統書は発行されますか?

A:原則として、ミックス犬に血統書は発行されません。

血統書は、その犬が純血種であることや血統を証明するための書類です。異なる犬種同士を掛け合わせたミックス犬は、血統書の発行対象にはなりません。

Q2:ミックス犬は成犬になるとどれくらい大きくなりますか?

A:基本的には親犬のサイズ感を引き継ぎますが、どちらの遺伝子が強く出るかで大きな個体差があります。

小型犬同士のミックス犬であれば小柄に育つことが多いですが、片方の親犬が中型犬や大型犬の場合は、予想より大きくなることがあります。親犬の犬種や体重、同じ組み合わせの成犬時サイズを参考にするとよいでしょう。

Q3:ミックス犬は雑種や純血種と比べて病気になりにくいですか?

A:「ミックス犬だから病気になりにくい」ということはありません。

ミックス犬は、両親それぞれの犬種がかかりやすい病気のリスクを受け継ぐ可能性があります。一方で、すべての犬が必ず発症するわけではありません。親犬の犬種に多い病気を知り、定期的な健康診断や日頃の体調チェックを続けることが大切です。

まとめ|ミックス犬の特徴を知って、最高の相棒と出会おう!

女性に抱えられた2頭の小型犬

ミックス犬は、異なる純血種同士を掛け合わせて生まれた犬を指す一般的な呼び名です。親犬それぞれの特徴を受け継ぐため、見た目や性格、体格、毛質には個体差があります。

ミックス犬を迎えるときは、見た目の可愛らしさだけでなく、成犬時の大きさ、必要なお手入れ、運動量、かかりやすい病気も確認しておきましょう。その子の特徴を理解しておくことで、より安心して一緒に暮らせます。

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