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トリマーとは?トリマーになるために必要な資格や仕事内容、給料について

トリマーとは?トリマーになるために必要な資格や仕事内容、給料について

「トリマーになるにはどうすればいい?」「どんな資格があるの?」「トリマーになるために何からはじめたらいいか分からない」「就職するためには、専門学校とスクールはどっちがいいの?」と疑問に思っていませんか?

この記事では、トリマーの養成をしているTCA東京ECO動物海洋専門学校がトリマーの資格の種類とその必要性、給料や仕事内容などを紹介していきます。最後までお読みいただければ、トリマーに関する疑問の多くが解消されるでしょう。

「トリマーの仕事に興味がある」「将来はトリマーになりたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。

トリマーとは

トリマーとは

トリマーとは、ペットサロンやペットショップなどで、犬や猫の毛や爪のカット、マッサージやブラッシングを行う職業のことです。トリマーは「整える」という意味を持つ言葉の「トリミング(trimming)」が語源となっています。「ペットの美容師」と思ってもらえれば、わかりやすいです。

トリミングは、シャンプーやブラッシング、毛や爪のカット、耳掃除など体全体の手入れをする「グルーミング(grooming)」のなかの技法の1つです。そのため、トリマーは「グルーマー」と呼ばれることもあります。

トリマーはペットの身だしなみを整えて、清潔な状態にします。飼い主さんの要望によっては、カラーをしたり、ユニークなスタイルにしたりとペットを可愛らしくアレンジすることもあります。

確実にトリマーになるには?

確実にトリマーになるには?

せっかくトリマーを目指すなら、即戦力のトリマーになれるように行動していきましょう。

トリマーになるためにはどうすればいいのでしょうか?方法を解説していきます。

専門学校がよりよい

「トリマーになりたい!」と思っているなら、専門学校に通うのが一般的です。

トリマーはペットの毛をカットしたり、マッサージしたりするスキルが必要です。本やインターネット上の情報だけで、トリマーを目指すのは、非常に難易度が高くなります。

その点、専門学校であれば、授業や実習を通じて先生から実際にトリマーに必要なスキルを教えてもらえるため、上達が早いのが特徴です。

また、専門学校なら過去にトリマーを多く輩出しているため、就職に関する良いアドバイスももらうことができます。一緒にトリマーを目指す友達と知り合えるのも、専門学校の特徴です。

数ある専門学校の中でも、TCA東京ECO動物海洋専門学校では、授業の一環として企業や施設からの案件を、プロと共に現場で体験できる「企業プロジェクト」を行っています。

即戦力になる人材を育成するために、トリミングの技術を競う全国No.1トリミングコンテストも業界と協力して実施しています。

2年間かけてトリマーに必要なノウハウを学び、お客さまのオーダーに合わせてカットする技術をトリミング講習で身につけられるのも特徴の1つです。他にも、トリミング理論、動物の体のしくみ、ビジネスマナーなど専門学校ならではの豊富な実技と実習を学べるため、卒業後は即戦力として働けます。

その他の方法

海外留学をしてトリマーの資格を短期間で取得する方法もあります。数か月~半年ほどで独り立ちできる技術を身につけられるよう、集中的に勉強できる環境が整えられています。

留学先としては、オーストラリア、アメリカなどが一般的です。学校によっては留学先のトリマーライセンスを取得することもできます。

専門的な技術を学びに行く海外留学は、専門用語を理解する語学力が必須です。留学サービスを提供している企業は複数あり、4週間で約32万円や6ヶ月で約50万円など、異なるコースを提供しています。1ヶ月10万円〜20万円の生活費や渡航費を含めると、コースにより50万円〜200万円ほど費用がかかると予想されます。

そのため、日本より物価が高いオーストラリアやアメリカでトリマーの資格を取得する場合は、語学と学費・生活費の工面が必要です。

スクールの場合は、数か月から半年ほどの短期間でトリミング技術が学べます。日中仕事をしている人は夜間コースのあるスクールを検討してみるのも良いでしょう。

ただし、卒業しても学歴にはならないため、素早く技術だけ身につけたい人や仕事をしながら身につけたい人におすすめです。

通信講座は、テキストや動画で学んでいきます。転職のためにトリマーの勉強をしたい人が、日中の仕事が終わってから受講する場合が多いです。

ぬいぐるみを使用してカットの練習をすることが多い通信講座ですが、実習のみ通学して学べる講座もあります。

通信講座だけで実技を習得するのは難しく、また、実習のみ通学して学ぶ場合は別料金が発生するため注意が必要です。

トリマーになるために資格は必要?

トリマーになるために資格は必要?

「トリマーは資格が必要?」「トリマーの資格は役に立つ?」など、疑問に感じていませんか。

トリマーの資格について覚えておきたいのは、以下の5つです。

  • トリマーの資格は必須ではない
  • トリマーの資格には種類がある
  • 初心者向けのトリマー資格
  • プロのペットトリマーを目指すのに役立つ資格
  • 飼っているペットのケアに役立つ資格

順番に解説していきます。

トリマーの資格は必須ではない

トリマーになるために資格は必要ありません。なぜなら、海外留学やスクールで短期間で学び、日本で就職することも可能だからです。

ある一定レベル以上の知識と技術を有していると証明するのが資格です。そのため、初めてトリマーとして就職・転職する場合には有資格者の方が有利といえます。

またトリマーとして活躍するためには、専門的な知識や技術が必要です。「資格が必須ではないから、トリマーは簡単な仕事」と考えてしまいがちですが、誰でもなれるわけではないため注意しましょう。

トリマーの資格には種類がある

参考までに、トリマーの資格の種類をいくつか紹介しておきます。

  • ジャパンケネルクラブ:JKC公認トリマー
  • 全国動物専門学校協会:AAV認定トリマー検定
  • 全日本愛犬技術者指導協会:JDA公認トリマー
  • 全日本動物専門教育協会:公認トリマー
  • 日本ペット技能検定協会:JPLA認定トリマーライセンス
  • 日本キャリア教育技能検定協会:JCSA認定ドッグトリマー

トリマーの資格は民間の協会が認定している資格のみで、国家資格はありません。

(厚生労働省が認可している資格はあります)

資格は必須ではありませんが、トリマーの専門的な知識や技術を身につけたい場合は、認定試験を受けることをおすすめします。

初心者向けのトリマー資格

トリマーの初心者向けの資格は、以下のとおりです。

  • JKC公認トリマー C級
  • JPLA公認トリマー 2級
  • JCSA認定マスターライセンス ドッグトリマー

基礎からしっかり学べる資格の内容を、簡単に解説していきます。

JKC公認トリマー C級

JKC公認トリマー C級は、一般社団法人ジャパンケネルクラブが発行する資格で、業界での認知度が高いのが特徴です。トリマーを目指す人にとっては初めて取得する資格となることが多いです。ジャパンケネルクラブ公認の養成機関に該当する専門学校で取得できます。他の取得方法としては、2年間クラブ会員になると、独学でも受験が可能です。

JPLA公認トリマー 2級

JPLA公認トリマー 2級は、日本ペット技能検定協会が認定する資格です。トリマー2級は、グルーミングサービスを提供する技術を持つと認定される資格で、技術水準は動物病院やペットショップなどの現場で健康を維持するためのものとなっています。協会指定のカリキュラムを修了すると、受験資格が得られます。

JCSA認定マスターライセンス ドッグトリマー

一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会公認のドッグトリマー資格は、グルーミングの基礎知識から日常の手入れや子犬・老犬の手入れまで幅広く学べます。取得には、協会認定校を卒業、または「ドッグトリマー養成専門講座」を一定の基準を超える成績で修了することが条件です。ライセンス認定試験は自宅で行い、合格すると資格が取得できます。

プロのペットトリマーを目指すのに役立つ資格

プロ向けの資格は、以下のとおりです。

  • JKC公認トリマー
  • AAV認定トリマー
  • JDA認定トリマー

1つずつ簡単に説明していきます。

JKC公認トリマー

JKC公認トリマーは、トリマーとして独立したい人にとっては取得しておきたい資格の1つです。資格には「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」があり、学科と実技の試験が年1回行われます。JKC認定養成機関もしくは独学で受験して取得できます。なお、独学で受験する場合は「年齢満18歳以上で、2年間以上の本会会員歴」が必須条件です。JKC刊行の「最新ドッググルーミングマニュアルが学科の勉強に役立ちます。ペットの美容院やホテルなどで、実務をしながら受験する人も多いです。

AAV認定トリマー

AAV認定トリマーは、一般社団法人全国動物専門学校協会が主催する検定試験です。爪切りや耳掃除、シャンプーなど、現場で求められる知識や技術が基準に達しているかを図るため、1ヶ月前からカットしていない犬を実際に施術する形式で実技試験を行います。サロントリマー3級からトリマーS級の6段階に難易度が分かれており、即戦力の度合いがわかる現場向けの資格です。受験資格を得るのに必要な最低授業時間は、300時間~700時間と定められています。

飼っているペットのケアに役立つ資格

ご自宅のペットのために資格を取得したい人には、初心者向けのトリマー資格で紹介した「JKC公認トリマー C級」「JPLA公認トリマー 2級」「JCSA認定マスターライセンス ドッグトリマー」がおすすめです。

これらは通信講座でカリキュラムを修了すると取得が可能です。実技については、JKC公認トリマーC級以外は規定に沿ってカットした小型サイズのぬいぐるみを送付後に審査を受け、資格が認定されます。JKC公認トリマーC級だけは、年1回各ブロックで開催される会場で筆記と技術の試験を受け、合否が決定します。

トリマーになるための費用や期間は、どのくらいなのでしょうか? トリマーになるための費用や期間を、以下の3つにまとめました。

  • 専門学校の費用
  • トリマーになるための期間
  • その他学習費用と期間

順番に解説していきます。

専門学校の費用

トリマーになるための費用は、学習の方法によって変わります。

専門学校に通う場合、トリマーになるための費用は年間100万円〜150万円が目安です。なぜなら、トリマーになるためには、授業料に加えて、カットのための道具や実習などの費用が必要だからです。

専門学校に2年間通う場合は、おおよそ200万円〜300万円が必要と考えておくと良いでしょう。

「手に職をつけたい!」と思っている人は、実習や授業を通してプロのトリマーや先生から直接学べる専門学校がおすすめです。

トリマーになるための期間

トリマーになるために必要な期間は2年が目安です。

「半年や1年でトリマーの資格が取れる」通信講座もあります。しかし、しっかりとした技術を身に付けたいのであれば「2年間は準備期間として必要」と考えておくと良いでしょう。

「2年間は長い」と感じるかもしれません。ですが、専門学校を利用すれば2年間でトリマーになれるだけでなく、4年制大学の半分の期間で、より専門的な知識や技術が学べます。就職後、即戦力として働きたい場合は、専門学校に通っている2年間を有効に使うことが大切です。

TCA東京ECO動物海洋専門学校では、学費や生活費に不安を抱えている学生のために、奨学金や教育ローン、学費分割などのさまざまなサポートを用意しています。

たとえば、日本学生支援機構の第一種、第二種の奨学金制度では、月額20,000~120,000円で貸与されます。採用基準は学力と保護者の年収・所得などが関係するため、自分に合った制度を事前にしっかりと確認しましょう。

ー詳細は、学費サポートもしくは入学事務局にお問い合わせください。ー

TCA独自の学費サポートとして兄弟姉妹が滋慶学園グループに在籍、もしくは卒業している場合は、初年度の学費の一部(10万円)が免除になったり、学費の分割支払いができたりします。サポートがしっかりしているTCA東京ECO動物海洋専門学校だからこそ、安心して知識と技術を習得できます。

その他学習費用と期間

海外留学の場合は、4週間で技術を学んで現地の資格を取得することも可能です。しかし、渡航費+学費+生活費で50万円ほどかかることを想定しておいたほうが良いでしょう。期間が長ければそれ以上になります。

日本のトリマーの技術は欧米に比べて水準が高めです。語学留学を兼ねたり、視野を広げたりしたいなどの理由が無い限りは、日本の専門学校で学ぶことをおすすめします。

スクールで学ぶ場合は、数か月から半年ほどで資格を取得できる夜間コースがおすすめです。なぜなら、夜間なら日中仕事をしていても通えるからです。たとえば、最短120時間(2週間~3週間)で資格が取得できる集中講座を20万円で受けられるスクールもあります。短期間で資格を取得したい人や、よりスキルアップしたい人などが利用しています。

通信講座で学ぶ場合は半年~10か月で終了できる分量の教材になっており、テキスト、DVD、実習で使う道具一式を含めて20万円~30万円の費用がかかるのが一般的です。

スクールや通信講座は金額も安く始めやすいのが特徴ですが、実務的ではありません。短期間で資格を取得したい場合や、自宅のペットのために知識を得たい人が利用するのが一般的なようです。

やはり本格的にプロのトリマーとして活躍を目指すならば、実践的な実習を行う2年制や3年制の専門学校で学ぶことをおすすめします。

トリマーの1日の仕事内容は?きつい?大変?

トリマーの1日の仕事内容は?きつい?大変?

トリマーの仕事は、ペットの爪切りや耳掃除、シャンプー、カットなどです。毎日仕事をしていると、ときにはきついと感じることもあるでしょう。

トリマーとして働く上で気になるのは、次のとおりです。

  • トリマーの1日の流れ
  • トリマーは激務?休日はある?

1日の流れが想像しやすいように、実際の画像を用いて1つずつ解説していきます。

トリマーの1日の流れ

ここでは、ペットショップに勤務しているシフト制のトリマーの1日を追ってみましょう。

【9:00〜10:00 出勤】

ペットショップは10:00から営業することが多いため、9:00に出勤して開店の準備をします。主な作業はお店の清掃やシャンプーやリンスなどの消耗品の補充です。また、ペットショップの動物たちの世話も行います。

前日の閉店作業でも掃除をしているため、朝の掃除はあまり時間がかかりません。

【10:00〜13:00 お店の営業開始 トリミング】

お店がオープンしたら、いよいよトリミングの開始です。ヒアリングからトリミングの完了まで、1頭あたり1時間〜3時間で終わらせていきます。

※トリミングサロンによって作業する順番は異なります。順番より、どのような作業をしていくのかを重点的にチェックしてみてください。

【シャンプー・リンス】

カットする前にシャンプーやリンスをして、全身を綺麗にしていきます。皮膚トラブルの原因になるため、シャンプーはしっかり洗い流すことが大切です。

トリマーの1日の流れ 【シャンプー・リンス】 

【タオルドライ・ドライヤー】

タオルで、水分をよく拭き取ります。水分をよく拭き取ったあとは、ドライヤーをかけながらブラッシングして毛を乾かしていき、最後は冷風で冷ましていきます。

半乾きのままにしておくと毛玉ができる原因になるため、しっかり乾かすことが大切です。

トリマーの1日の流れ【タオルドライ・ドライヤー】

【耳の毛抜き】

トリミングをする際、耳の穴の周りの毛を抜く作業も一緒に行います。

耳毛を抜く理由は、毛で耳の穴が見えない状態のままにしておくと、耳の中が蒸れて汚れがたまったり、荒れたりしてしまうからです。

初めて行う場合は、ペットも嫌がります。イヤーパウダーや指、鉗子などを使用して、手早く耳毛を抜いていきましょう。

【爪切り・ヤスリかけ】

次は足の爪を切り、ひっかからないようにヤスリをかけていきます。

【肉球の毛のカット】

続いて肉球の毛をハサミやバリカンを使って、ペットを傷つけないよう慎重にカットしていきます。

肉球の周りに毛があると室内で滑ってしまう危険があるため、怪我をしないように綺麗に整えてあげましょう。

【全身カット】

トリマーの1日の流れ【全身カット】

カットは口の下の毛を持って目元から始めていきます。お客さまの要望に合わせたスタイルになるよう、目元や顔、胴体、おしりの毛をカットしていきます。

カットしている間、じっとしている子ばかりではありません。シャンプー後は疲れて座ったり寝そべったり、動いたりする子もいます。

いろいろな行動をするペットをあやしつつ、ときにはマッサージやスキンシップをして気分を落ち着かせながら、ハサミで傷つけないように慎重にカットしていきます。

そのため、トリマーはトリミングの技術だけでなく動物の接し方の知識も必要です。

トリミングのカット前後を比較すると、以下の画像のようになります。

カット前
トリマーの1日の流れ カット前

カットする前は、全体的にふさふさの毛に覆われています。

カット後
トリマーの1日の流れ カット後

トリミング後は長かった毛が短くなりすっきりしました。ペットの大きさや工程により1時間~3時間ほどかかります。

お客さまがカラーを希望する場合は、シャンプー・カット前にカラー剤や手袋を使用して色を染めていきます。部分染めをする場合は、カラー剤が付かないようにラップやアルミホイルを使ってほかの部分の毛を保護しながら慎重に染めていきます。

お客さまによってスタイルやカラーなど希望する内容が異なるため、クリエティブな仕事ができます。ペットはそれぞれ性格が違ったり、個性があったりするため、1頭ごとに変化を楽しめて、飽きることがありません。

大型犬の場合、シャンプーやカットは大仕事なため、体力を使います。また、トリマーが1日にトリミングできるのは1頭1時間としても、他の業務もあるため1人5頭までが限度と言われています。

なお、トリミングには「シャンプーのみのトリミング」や「シャンプーとカットを含むトリミング」「カラーも含むトリミング」があります。

トリミングはハサミを使うため、自分だけでなく動物にも怪我をさせないように集中して作業を進めていくことが大切です。

【13:00〜14:00 お昼休憩】

お昼休憩は13時からだったり、14時からだったりさまざまです。なぜなら、営業時間内はいつでもお客さまの対応ができるように他のスタッフさんと入れ替わりで休憩を取るからです。

【14:00〜19:00 トリミング 閉店】

またトリミングを行っていきます。なお、トリミング中にも予約の電話を受け取ったり、ペットフードの補充をしたりすることも必要です。トリミングは立ち仕事なため体力を使いますが、閉店まで頑張ります。

【19:00〜20:00 閉店作業】

閉店後は、清掃作業やお店の動物の世話などを行います。感染症を防ぐため、トリミングに使うハサミやスリッカー(くし)などの道具の消毒も必要です。なお、シフトによっては「朝から出勤して開店準備をするスタッフ(早番)」と「お昼から出勤して閉店作業をするスタッフ(遅番)」に分かれています。

【20:00 帰宅】

作業が終わったら、帰宅です。ペットショップによっては、夜遅くまで営業している場合があるため、21:00や22:00まで働くこともあります。ただ、その場合は、勤務時間が8時間になるように出勤時間が遅くなるので安心してください。

お客さまのペットのトリミングだけでなく、お店にいる動物のケアもできるため、動物好きな人にはとても魅力的な仕事です。

なお、トリミングは上記でも述べたように次の内容を行います。

  • カットのヒアリング
  • ブラッシング
  • シャンプー・リンス
  • ドライヤーによる乾燥
  • 爪切り・耳掃除
  • カッティング
  • マッサージ
  • 肌の状態のチェック

トリマーの仕事は、大好きな動物と関われるだけでなく気持ち良さそうな顔も見られるため、心が癒されます。

トリマーは激務?休日はある?

トリマーの仕事は激務なのでしょうか?休日はあるのでしょうか?

トリマーの勤務体系は、シフト制が一般的です。ペットショップやペットサロン、動物病院などの営業時間に合わせて早番と遅番のシフトが組まれています。

1日の勤務時間は8時間のため、一般的な仕事と変わりありません。

ですが、夏の暑さが気になり出す前や年末年始の長期休暇などは、残業時間が増えやすいです。なぜなら、営業時間を延ばしたり、予約数を増やしたりして繁忙期を乗り越えるためです。

動物の動きに合わせたり、長時間立っていたりして体力が必要なトリマーの仕事ですが、重たいものを持つことはさほどありません。そのため、力が弱い人でも務まります。

休日も、もちろんあります。ペットショップが繁盛する土曜日や日曜日は出勤して、代わりに平日を休日にするのが一般的です。

また、長期休暇に関しては、トリミングサロンや動物病院などは年末年始や夏期休暇を取得できる職場もあります。

ですが、ペットショップやペットホテルなどペットを預かる店舗の場合は、年末年始や夏季休暇に利用者が増えるので、長期休暇は取りづらい傾向があることを覚えておくと良いでしょう。ただし、年末年始や夏期休暇以外の期間で長期休暇を取れる場合もあります。

トリマーにはどんな人が向いている?

トリマーにはどんな人が向いている?

「自分はトリマーに向いているのかな?」「トリマーに向いているのはどんな人?」と思っているかもしれません。 トリマーに向いている人の特徴を解説していきます。

トリマーに向いている人

トリマーに向いている人は、以下の人です。

  • 人や動物とコミュニケーションを取るのが好きな人
  • 手先が器用な人
  • 集中力があり臨機応変に対応できる人

トリマーは、ヒアリングをして要望通りのスタイルにカットしていく仕事のため、飼い主さんや動物とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いています。

また、ミリ単位のカットでペットの見た目や印象が変わるため、手先が器用な人が向いています。トリマーは、動く動物の毛をハサミでカットする仕事です。そのため、集中力がないと動物を傷つけてしまったり、カットを失敗してしまったりする可能性があります。

動物を傷つけないように正確にカットするためには、集中力があり、動物の動きに合わせて臨機応変に対応できる人が向いています。カットの経験を積むうちに集中力は身についてきます。

一方、人や動物とコミュニケーションを取ったり、細かい作業が苦手だったりする人は、 仕事をしていても楽しさは半減してしまう可能性があります。

ですが、1つでもトリマーに向いている人に合う項目があれば、まずはトリマー目指して行動してみると良いでしょう。

トリマーのやりがいは?

トリマーのやりがいを感じるときは、以下のとおりです。

  • 犬や猫の気持ちよさそうな顔が見られたとき
  • 飼い主さんの要望通りにカットできたとき
  • 飼い主さんの喜ぶ顔が見られたとき

犬や猫をシャンプーしたりドライヤーをかけながらブラッシングしたりしていると、気持ちよさそうにする姿を間近で見られます。

また、コミュニケーションを取りながらカットしていると、安心してウトウトする子もいます。

飼い主さんの要望通りにカットできると、スキルアップを実感できて嬉しくなるでしょう。

さらに、飼い主さんにカット後の姿をお披露目したときに「頼んで良かった!」「また次回もお願いね」と喜んでもらえると、嬉しくなります。

トリマーは、自分の知識と技術次第で飼い主さんや動物の喜ぶ姿を直接見られる、やりがいのある仕事です。

トリマーの就職先は?雇用形態は?

トリマーの就職先は?雇用形態は?

トリマーになりたい気持ちが膨らんできたけれど、実際にどのような働き先があるのか気になる人もいるでしょう。

この章では、次の2つを解説していきます。

  • トリマーの就職先
  • トリマーの雇用形態

ぜひ参考にしてください。

トリマーの就職先

トリマーには、どのような就職先があるのでしょう?主な勤務先は以下のとおりです。

  1. ペットショップ
  2. ペットサロン
  3. ペットホテル
  4. 動物病院
  5. 独立・開業

トリマーは、就職先により仕事の進め方や方法が変わります。また、職場により雰囲気やお客さまの層も変わるため、自分に合う就職先を探すことが大切です。

たとえば、ペットショップではペットを販売するだけではありません。お客さまが可愛いと感じたり、連れて帰りたいと思ってもらえたりするように、見た目を綺麗にすることも大切です。

そのため、定期的に毛をカットしたり、シャンプーしたりして身だしなみを整えます。

また、ペットに洋服を着せたり一緒に出かけたりするため、定期的にペットサロンに通う人も増えてきました。

いつもよりちょっとお洒落にしたい場合は、ペット用ネイルをしたり、カラーをしたりする場合もあります。

さらに、近年のペットサロンは、自宅まで無料で送迎してくれたり、ペットホテルが併設されていたりする場合があります。

また、アロマエステや炭酸シャワーなど、人が受けるリラクゼーションと似たサービスを提供している店舗も増えてきています。仕事や旅行で一時的にペットの面倒を見ることができない場合は、ペットホテルに預ける人もいるでしょう。

ペットホテルによっては、餌やりや散歩以外にも、トリミングやグルーミングなどのサービスを行っている場合もあります。

一方、動物病院でのトリマーの仕事は、ペットサロンやペットホテルなどでは断られる老犬や病気のペットのトリミングが主流です。

そのため、動物の医療知識や動物看護の知識が求められるケースもあります。求人では、動物看護師の資格が必須な場合もありますが、経験年数を考慮する場合が多いです。

就職先ではないですが、トリマーは経験を積めば、独立も可能です。

ペットサロンやペットショップなどの店舗を構えて独立することもできます。また、店舗は持たず、出張トリマーとして飼い主さんの家に行き、仕事をする方法もあります。

いずれにしても、独立・開業するためには、専門的な知識や技術だけでなく経営のノウハウも求められます。

独立に必要な知識や技術を得るためには、初めはトリマーの仕事ができるお店に就職して力をつけていくことが大切です。

就職は、独学で学ぶより正しい知識や技術が身につけられる動物専門学校を卒業している人や有資格者の方が有利になります。

就職を見据えている場合は、インターンシップを利用して実際の仕事を体験できる専門学校で学ぶのがおすすめです。

トリマーの雇用形態

トリマーの主な働き方は、以下の5つです。

  1. 正社員
  2. 派遣社員
  3. アルバイト・パート
  4. フリーランス
  5. 独立・開業

トリマーの仕事をしたい場合、仕事環境や働ける時間など人それぞれ希望が異なります。そのため、自分に合う雇用形態を選んで就職先を探すと良いでしょう。

ですが、給料や待遇面など安定した就職先で仕事をしたい場合は、正社員がおすすめです。

専門学校やトリミングスクールなどでトリマーの知識や技術を習得した人は、就職先を見つけやすい特徴があります。

また、安定した正社員として採用されるケースが多いです。

正社員になり経験を積んでいくと、仕事の一部だけでなくお店全体の業務にも関われるようになります。すると、新人スタッフの教育や管理など、責任のある仕事も任されるようになるでしょう。

また、就職先によっては、能力や経験を考慮した歩合給(ぶあいきゅう)も基本給にプラスされる場合もあるため、頑張りを認められればその分給料に反映します。

歩合給がない就職先でも能力や経験により基本給が異なるため、安定面や待遇面なども含めると、トリマーの働き方のなかで正社員は一番条件の良い働き方と言えるでしょう。

知識や経験が増えたら、独立・開業をするのも選択肢の一つです。独立・開業が上手くいけば、正社員以上の収入を目指せます。

トリマーの給料については、次の章で解説します。

トリマーの給料は?年収・月収は?

トリマーの給料は?年収・月収は?

気になるトリマーの給料について、以下の2つをお伝えしていきます。

  • トリマーの年収・月収
  • トリマーとして収入をアップする方法

それぞれ順番に解説していきます。

トリマーの年収・月収

トリマーの給料を実際の求人から計算すると、正社員の平均月収は、18万円〜25万円ほどとなりました。年収にすると218万円~304万円ほどです。

厚生労働省の統計調査によると、一般的な平均年収は男性が307万円、女性は251万円ほどです。

参考:厚生労働省

トリマーの給料は平均より少なめですが、その分「ペットと触れ合っていられる」というメリットがあります。

トリマーの就職先は、さまざまです。

以下に、実際の求人からピックアップしたトリマーの就職先別の給料と年収の平均を表でまとめました。

就職先 給料 年収
ペットショップ 19万円~26万円ほど 230万円~309万円ほど
ペットサロン 19万円~27万円ほど 233万円~320万円ほど
ペットホテル 16万円~24万円ほど 190万円~292万円ほど
動物病院 18万円~25万円ほど 217万円~297万円ほど
平均 18万円~25万円ほど 218万円~304万円ほど

参考:求人ボックス ペットショップ トリマー
参考:求人ボックス ペットサロン トリマー
参考:求人ボックス ペットホテル トリマー
参考:求人ボックス 動物病院 トリマー

4つの就職先を確認すると、そこまで収入は大きく変わりません。

ですが、全国展開している企業は地域により給料が異なる場合があることがわかりました。

働きたい系統と地域をチェックしつつ就職先を探すと良いでしょう。

トリマーとして収入をアップする方法

トリマーとして収入をアップするには、働いている店舗内でお客さまの要望に添ったカットができることが大切です。

就職先によっては基本給にプラスされて歩合給が支給される場合があるため、スキルアップすると指名してくれるお客さまが増えて収入がアップします。

歩合給がない場合でも、経験年数や技術によって基本給が分かれているところも多いため、収入を上げたい場合はより深い知識や技術を身につけることが重要です。

また、独立・開業が目指せる職業でもあるので、事業が上手くいけば収入を大きく上げることが可能です。

トリマーの将来性は?キャリアプラン・キャリアパスについて

トリマーの将来性は?キャリアプラン・キャリアパスについて

トリマーの将来性はどのくらいあるのでしょうか?トリマーは誰でもすぐになれない分、参入障壁が高い職業と言えるので、市場価値が高いです。

さらに、スキルや経験が身に付けば、独立することも可能です。トリマーとして独立した場合は、自分でお店を構えたり、お店を構えずにお客さまのお宅に訪問してトリミングしたりします。

トリマーは結婚や出産、子育てなどで休職していても、職場復帰しやすい特徴があります。復帰する際は、お店に就職する方法もありますが、独立して自分のライフスタイルに合わせて仕事を調整することも可能です。

近年のペット保険やペットフードの数の多さを考えると、ペットの健康に気を遣っている飼い主さんが増えてきていることがわかるでしょう。寿命が延びると、高齢化も進みペットをケアするトリマーの需要は、ますます高まっていくと予想されています。

たとえば、近年では自宅で充分に面倒を見てあげられない高齢の犬猫や、病気、障害を持っている犬猫を預けられる専用の老犬・老猫ホームがあります。

動物病院が運営していたりかかりつけの動物病院と連携していたりするところもあるため、医療面の心配はありません。高齢でも必要なグルーミングが受けられるように、専門のトリマーが在籍しているホームもあります。

ペットフード協会の発表によると、2019年から2020年にかけて新しくペットを飼い始めた人数を調べてみると、増加傾向にあることが分かります。

トリマーの将来性は?キャリアプラン・キャリアパスについて 2020年度トピックス コロナにより影響変化

参考:ペットフード協会 2020年度トピックス:コロナにより影響/変化

以下の図を見ると、ペットを飼えない理由の1つとして、充分に世話ができないから諦めている人がいる(左から4つ目)ことが分かるでしょう。

トリマーの将来性は?キャリアプラン・キャリアパスについて ペットフード協会 ペット飼育阻害要因
参考:ペットフード協会 ペット飼育阻害要因

逆に言えば、充分なお世話ができる環境が整っていれば、ペットを飼いたい人は増える可能性があります。その対策にもなるのが老犬・老猫ホームです。

老犬・老猫のグルーミングができるトリマーは、新しいペットビジネスに柔軟に対応できる職業の1つです。

そのため、自分のスキルアップに注力していけば、今後も新たなペットビジネスが生まれたときでも、将来困ることは少ないでしょう。

まとめ:トリマーへの一歩を踏み出してみよう

まとめ:トリマーへの一歩を踏み出してみよう

トリマーは大切な家族の一員であるペットのコンディションを保つ仕事です。

物言わぬ動物のケアをするため、神経を使う部分はあります。ただ、大変な分やりがいのある仕事です。

トリマーを目指す場合は、技術を習得できる専門学校に通うのがよりよいです。

TCA東京ECO動物海洋専門学校では、校内のトリミングサロンで、地域の人からお預かりした多種多様な犬種のトリミングが行えます。2年間の在学中に200頭以上のトリミングができるため、実践的な技術が身につけられるのもメリットの1つです。

TCA東京ECO動物海洋専門学校のペットトリマー&エステティシャン専攻では、教材や授業だけでは習得しづらい本物の技術とコミュニケーション力を学べます。

そのため、トリマーとして必要な技術を学べるため「卒業後からすぐに活躍したい」と思っている人には理想的な環境です。

TCA東京ECO動物海洋専門学校では、体験入学資料請求もできます。「将来はトリマーとして、動物たちのケアをしたい!」と少しでも思ったら、ぜひ今から一歩を踏み出してみてください。