
「動物園や水族館で働いてみたい」
「複合文化施設ってどういう場所なんだろう?」
最近は、動物園や水族館がほかの施設と併設された複合文化施設をよく見かけるようになりました。でも、普通の動物園や水族館と何が違うのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、たくさんの動物業界のプロを育ててきたTCA東京ECO動物海洋専門学校が、複合文化施設の意味や具体的な例、そこで求められる仕事のスキルまで、わかりやすく解説します。
動物に関わる仕事の幅を広げたい人や、将来の進路を考えている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
記事の概要
複合文化施設とは?

複合文化施設とは、市役所や図書館、イベントホール、スポーツ施設など、さまざまな機能をもつ公共施設や商業施設を集めた大型施設です。特に駅の近くなどアクセスしやすい場所に作られることが多く、多くの人が気軽に利用できるのが特徴です。
最近では、公共施設だけでなく、ショッピングモールやレストランなどの商業施設も併設されている複合文化施設が増えています。地域の人たちはより便利に生活できるようになり、街もにぎやかになっています。
複合文化施設にはどんなものがある?

複合文化施設には以下のようにさまざまな種類があります。
- アミューズメント施設
- 複合商業施設
- 図書館複合施設
- スポーツ複合施設
どんな複合文化施設があるのか、具体的に見てみましょう。
アミューズメント施設
アミューズメント施設とは、日常生活のなかで「遊び」や「体験」を楽しむための場所です。
遊園地やテーマパークではジェットコースターなどのアトラクションを楽しんだり、ゲームセンターでは新しいゲームに挑戦したりできます。ほかにも、映画館やカラオケ、ボウリング場などもアミューズメント施設に含まれます。
こうした施設は、友だちや家族と楽しい時間を過ごしたり、リフレッシュしたいときに利用されることが多いです。
複合商業施設
複合商業施設は、買い物ができるだけでなく、食事やエンタメ、レジャーも楽しめる大型施設です。
たとえば、洋服や雑貨を買ったあとに、レストランで食事をしたり、映画を見たりすることもできます。最近では、スポーツ施設や温泉、ホテルがあるところも増えています。
駅の近くなどアクセスの良い場所にあることが多く、地域の人が買い物や遊びに集まる、大切な場所になっています。
図書館複合施設
図書館複合施設は、図書館にいろいろな施設が合わさった場所です。
カフェや本屋さん、イベントが開けるホールや、歴史の展示スペース、子育て支援センターなどが入っていることもあります。
本を読むだけでなく、コーヒーを飲みながら本を探したり、イベントに参加したりと、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力です。
スポーツ複合施設
スポーツ複合施設は、複数のスポーツ施設が集まった施設です。
体育館やプール、武道場などが一緒になっているため、利用者はさまざまなスポーツを楽しむことができます。また施設を運営する自治体にとっても、まとめて施設を作ることで、管理の手間やコストも減らせます。
さらに、災害が起きたときには避難所として使われることもあり、地域の防災に役立っています。
複合文化施設に水族館や動物園が併設される理由

複合文化施設内に水族館や動物園が加わっている場所が増えています。なぜこうした施設に併設されているのか、その理由を見てみましょう。
ここでは3つの理由を紹介します。
- 遊び・学び・文化が一体となった新しい体験ができる
- さまざまな来場者のニーズに応えられる
- 地域の有名スポットになれば観光客も増える
遊び・学び・文化が一体となった新しい体験ができる
水族館や動物園が併設された複合文化施設の一番の魅力は、「楽しみながら学べること」と「いろいろな体験が1か所でできること」です。
動物を見るだけでなく、動物の暮らしや自然について学べる展示やワークショップ、クイズラリーなどが用意されていることもあり、遊び感覚で知識を深めることができます。
さらに、同じ施設のなかにカフェやお店、アート展示やイベントスペースなどがそろっている場合もあり、動物や海の生き物をテーマにしたアートや音楽、地域の文化に触れることができます。
さまざまな来場者のニーズに応えられる
複合文化施設に水族館や動物園があると、家族や友だち、観光客など、さまざまな来場者が楽しめます。
たとえば、動物を見たあとにショッピングをしたり、レストランで食事をしたり、屋内で遊べる施設もあったりと、天気に左右されずに過ごせます。
外国人観光客にとっても、動物園や水族館だけでなく、日本の食べ物や文化、おみやげ選びまでひとつの場所で体験できるのが魅力です。移動の手間が少なく、短い時間でもたくさんの体験ができます。
複合文化施設は多くの人が楽しめる工夫がされているため、地域のにぎわいや活性化にもつながっています。
地域の有名スポットになれば観光客も増える
複合文化施設に水族館や動物園があると、その地域の有名なスポットとして多くの人に注目されます。
水族館や動物園だけがある施設よりも、いろいろな楽しみ方ができることから話題になりやすく、テレビやネットニュースなどのメディアで取り上げられることも多くなるでしょう。SNSでも「行ってみたい場所」として広まりやすくなります。
観光客が増えると、周辺のホテルや飲食店もにぎわい、地域が発展するきっかけにもなります。
水族館・動物園併設型の複合文化施設の具体例

実際に、水族館や動物園が併設されている複合文化施設にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは、3つの具体例を通して、それぞれの施設の魅力や特徴を紹介します。
- 動物園・遊園地の複合文化施設
- 水族館・ホテル・商業施設の複合文化施設
- 水族館・教育施設の複合文化施設
動物園・遊園地の複合文化施設
埼玉県の東武動物公園は、約120種・1,200頭の動物がいる動物園エリアと、ジェットコースターや観覧車などがある遊園地エリアが一緒になった施設です。
動物園と遊園地の複合文化施設では、動物とふれあうことで自然や生き物について学べるだけでなく、遊園地の乗り物で思いっきり楽しむこともできるのが魅力です。
水族館・ホテル・商業施設の複合文化施設
マクセル アクアパーク品川は、東京都港区の品川プリンスホテル内にある水族館です。
水族館では、デジタル技術とアートを組みあわせた演出が人気です。イルカショーやクラゲの水槽なども見どころで、カフェやお土産ショップもそろっています。
ホテルに宿泊している人は夜遅くまで楽しめるほか、品川駅からも近くて便利なため、観光客やビジネス客にも親しまれています。都市型の水族館として、限られたスペースをうまく活用した施設づくりが特徴です。
水族館・教育施設の複合文化施設
愛知県の名古屋港ガーデンふ頭には、名古屋港水族館、名古屋海洋博物館、南極観測船ふじが集まった複合文化施設があります。
名古屋港水族館では、日本最大級のプールでシャチやイルカのパフォーマンスを楽しめ、海洋博物館では、船舶の歴史や海洋技術を知ることができます。
南極観測船ふじでは、実際に使用された船内を見学でき、南極探検の歴史についても学べます。港ならではの立地を活かし、海と船をテーマにした学びの体験ができる施設です。
複合文化施設で求められる運営力とは?

複合文化施設で働くには、動物の知識だけでなく、いろいろな施設をまとめる運営力も必要です。
ここでは3つの運営力をご紹介します。
- 施設全体を盛り上げる工夫ができる
- 来場者を集めるアイデアやイベントを企画できる
- 施設全体の安全管理ができる
施設全体を盛り上げる工夫ができる
複合文化施設では、各施設をただ別々に運営するのではなく、施設全体をひとつの魅力的な空間として演出する工夫が必要です。
たとえば、水族館を楽しんだあとに、併設されたレストランで海をテーマにした料理を提供したり、いろいろな施設で使える割引クーポンを用意したりすることで、施設全体を盛り上げることができます。
また、営業時間を調整して来場者がいろいろな施設を回りやすくしたり、移動しやすいようにしたりすることも大切です。施設同士が協力すれば、お客さまの満足度が上がり、より長く滞在してもらえるようになるでしょう。
来場者を集めるアイデアやイベントを企画できる
複合文化施設では、たくさんの人に来てもらうために、いろいろなイベントやアイデアを考える企画力も必要です。
お客さまの年齢や好みにあわせて、それぞれが楽しめるイベントを考えます。たとえば、家族向けには親子で参加できる体験イベント、若い人向けにはSNSで話題になるようなイベントを企画します。
さらに、季節ごとにテーマを変えたり、期間限定の特別な展示を用意したりと、何度訪れても新しい発見を楽しめるような工夫が大切です。
施設全体の安全管理ができる
複合文化施設では、いろいろなエリアの安全を同時に守る必要があります。
水族館や動物園、遊園地、ショッピング施設など特徴の違う施設が集まっているので、それぞれにあわせた安全管理が大切です。
たとえば、1つの施設で何か問題があったときは、ほかの施設にも影響が出ないよう、素早く情報を共有しなければなりません。
単体の施設と違い、複合施設ではさまざまな施設が連携して安全を守る仕組みを作る必要があります。そのため、広い視野で安全管理を考えられる運営力が求められます。
まとめ:動物園や水族館、テーマパークで求められる「運営力」を身につけよう

複合文化施設で働くには、動物の知識だけでなく、施設全体を盛り上げる工夫やイベントの企画、安全管理など、さまざまな運営力が必要です。
複数の施設が力を合わせることで、来場者が満足できる体験を生み出しています。
TCA東京ECO動物海洋専門学校の「動物海洋テーマパークプロデュース専攻」では、このような運営力を身につけられるよう、動物の知識や飼育技術だけでなく、施設の運営や観光についても学べます。
全国7,500か所以上のインターンシップ先で現場を実際に体験し、自分に合った職場探しにつなげられるのも大きな魅力です。
TCA東京ECO動物海洋専門学校では、動物業界の仕事を体験できるオープンキャンパスを開催しています。実際の現場に近い環境で、動物のプロがどんな仕事をしているのかを体験しながら学べます。
自分の未来をイメージしたい人は、まずは一度、オープンキャンパスで体験してみましょう。





















