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恐竜の種類に意外な事実!基礎から学べる国内の学校も紹介【人気一覧つき】

恐竜の種類に意外な事実!基礎から学べる国内の学校も紹介【人気一覧つき】

「恐竜にはどんな種類がいるの?」

「恐竜の正しい知識を身につけるにはどうしたらいいの?」

テレビや映画、図鑑などを見て恐竜に興味を持ったけれど、Web上の記事はサイトによって情報が偏っていたり異なっていたりします。

そのため、「恐竜の種類や正しい知識を知りたい」と思う人もいるでしょう。

この記事では、国内の専門学校で初めて恐竜の知識や技術が学べるTCA東京ECO動物海洋専門学校が恐竜の基本的な種類や意外な事実を説明します。

一読すると知識が深まり、何気なく見聞きしていた種類が恐竜ではなかったことに気づくでしょう。

恐竜の知識が深まると、テレビや映画、図鑑などを通して見ていた景色が変わります。恐竜の世界を知れば知るほど楽しくなるため、ぜひ最後まで読んでみてください。

人気の恐竜名前一覧【種類つき】

名前 種類
ティラノサウルス 獣脚類
トリケラトプス 周飾頭類
プテラノドン 翼竜(恐竜以外の種類)
ヴェロキラプトル 獣脚類
アロサウルス 獣脚類
ステゴサウルス 装盾類
モササウルス モササウルス類(恐竜以外の種類)
スピノサウルス 獣脚類
プラキオサウルス 竜脚形類
パキケファロサウルス 周飾頭類
パラサウロロフス 鳥脚類
ギガノトサウルス 獣脚類
イグアノドン 鳥脚類
ケツァルコアトルス 翼竜(恐竜以外の種類)
タルボサウルス 獣脚類
アンキロサウルス 装盾類
カルノタウルス 獣脚類
アルバートサウルス 獣脚類

Webでよく紹介されている恐竜を人気順に並べました。

一覧を確認すると、よく見聞きする名前を見つけた人も多いのではないでしょうか。

恐竜に限らず新種の生物は、属名と種小名(しゅしょうめい)の2つを合わせた学名を付けるのが世界共通の決まりです。

生物により学名の付け方は多少異なりますが、恐竜は場所や時代、特徴、採取者などにちなんで属名と種小名が付けられることが多くなっています。

たとえば、ティラノサウルスは「ティラノサウルス・レックス」が本来の学名です。「暴君のトカゲの王」と言う意味で付けられました。

正式な学名はあるものの、図鑑には属名の「ティラノサウルス」のみ載っている場合が多いです。

上記の人気一覧のなかには、「プテラノドン」のように厳密には恐竜ではない種類もいます。

映画『ジュラシックパーク』やゲーム『モンスターハンター』など、恐竜を扱う作品でなじみがあり、人気になっているのかもしれません。

次章からは、恐竜の種類や恐竜に似ている別の分類に該当する生物などを紹介していきます。

恐竜は爬虫類のなかの1グループ

恐竜は爬虫類のなかの1グループ-1

恐竜は、2億3,000万年前〜6,600万年前の三畳紀、ジュラ記、白亜紀に出現した爬虫類のなかのグループの1つです。

また、恐竜類のグループのなかには鳥類が含まれており「恐竜が進化した現代の生き残り」とも言われています。

恐竜の名前を確認すると、爬虫類であることが分かる単語が使用されている場合があります。

たとえば、恐竜の名前の一部に付いている「サウルス」は「トカゲ(爬虫類)」を意味するギリシャ語です。

名前の由来を確認すると、恐竜は爬虫類のグループのなかの1つだと言うことがよく分かるでしょう。

また、使用頻度が高い「ドン」や「ケラトプス」などは、それぞれ以下の意味があります。

  • ドン:歯
  • ケラトプス:角の顔

言葉の意味を知っておくと恐竜の名前も覚えやすくなります。

恐竜の種類は2つに分けられる

恐竜の種類は2つに分けられる

恐竜は、主に2つの種類に分けられます。

  • 鳥盤類
  • 竜盤類

恐竜にはリンネ式階層分類と系統進化(分岐分類)があり、進化の過程を考えてランク付けしていくと分類分けが難しくなっていきます。

そのため、次章ではランク付けを薄めた「類」を使用して表にまとめました。1つずつ、順番に確認していきましょう。

鳥盤類

種類 特徴
鳥脚類 ・二足歩行する恐竜が多い(四足歩行もできる)
・植物を歯ですりつぶして食べる
周飾頭類
(しゅうしょくとうるい)
角竜類

(つのりゅうるい)

・頭部に角やフリルを持っている
堅頭竜類

(けんとうりゅうるい)

・頭部に大きなコブやトゲがある

・頭が堅い骨で覆われている

装盾類

(そうじゅんるい)

剣竜類

(けんりゅうるい)

・背中に骨の板があり、尻尾にトゲを持っている
ヨロイ竜類
※曲竜類、装甲竜類とも言う
・体を守る装甲を持っている

・尾に武器(ハンマー)を持っている種類もいる

・肩や首に大きなトゲを持っている

鳥盤類は、鳥のように恥骨が体の後ろに向かって伸びているのが特徴です。

また、鳥盤類はすべて植物食恐竜で、ほおの歯で植物をすりつぶして食べていたことも判明しています。

外見にも差があり、周飾頭類は頭に、装盾類は体に身を守る武器があるなど、種類を見分ける材料にもなります。

竜盤類

種類 特徴
獣脚類 ・ほとんどが肉食恐竜

・二足歩行

・鳥類の祖先

竜脚形類 ・植物食恐竜

・首や尾が長く、頭が小さい

・成長につれて巨大になるものが多い

竜盤類は、トカゲやワニのように恥骨が前に向かって伸びているのが特徴です。

獣脚類は肉食恐竜のみと考えられていましたが、なかには2013年に中国で発見されたジアンチャンゴサウルスのような植物食恐竜もいることが分かりました。

参考:北海道大学 中国遼寧省で奇妙な構造を持つ恐竜を発見

また、獣脚類には地上を歩く恐竜だけでなく、翼を持つ「ミクロラプトル」や、始祖鳥「アーケオプテリクス」などもいるのが特徴です。

成長するにつれて体が巨大になる竜脚形類は、骨に空洞がある含気骨(がんきこつ)を持っていたため、脚への負担が少なかったと考えられています。

なかには、巨大化していく過程で二足歩行から四足歩行へ進化していった種類もいます。

たとえば、二足歩行のプラテオサウルスは、一時期、四足歩行していたと言われていました。ですが、発見された骨格を元に研究を重ねた結果、四足歩行には向いていなかったことが判明しています。

また、アルゼンチノサウルスは、長い年月をかけて二足歩行から四足歩行に進化したことが、研究の結果分かっています。

元々、竜脚形類は、原竜脚類(げんりゅうきゃくるい)と竜脚類の2つに分かれていました。しかし、原竜脚類が進化を重ねて竜脚類になったことが分かり、分類が撤廃されて現在に至ります。

本当は恐竜ではない種類もある

本当は恐竜ではない種類もある

人気の恐竜一覧にある名前のなかには「竜」と付いていても、本当は恐竜ではない種類もいます。

なぜなら、学術的な恐竜の定義が「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっており、該当しない種類もいるからです。

恐竜に当てはまるのは「足が関節で曲がらず、直立歩行できる」と考えると、わかりやすくなります。

恐竜ではない種類は、以下の4つです。

  • 翼竜(恐竜の姉妹群)
  • 魚竜
  • モササウルス
  • 首長竜

1つずつ、順番に説明していきます。

翼竜(恐竜の姉妹群)

翼竜は2つの翼を持ち、空を飛ぶ種族です。

「竜」という文字が付いていますが、本当は恐竜ではありません。正確には、恐竜の姉妹群に位置します。

知名度が高いプテラノドンも、翼竜の分類になるため恐竜には該当しません。

翼竜はコウモリの仲間のような被膜でできた翼を持ち、4本ある指の薬指の骨にだけ翼がついています。そのため、残り3本の指で物を掴むことができるのが特徴です。

また、他の恐竜に比べて骨が薄かったり空洞があったりする翼竜は、飛ぶために体が軽かったと考えられています。

魚竜

魚竜は、海に生息するイルカに似た海棲爬虫類(かいせいはちゅうるい)です。

恐竜より先に絶滅した魚竜は2億5,000万年前の三畳紀に出現し、群れで生活していたと考えられています。

平均体長は2〜4mほどですが、2022年には最大10mの魚竜の化石も発見されています。魚竜の目は直径20cmと大きく、視力や聴力が優れているのが特徴です。

視力や聴力は、太陽の光が届かない深海で獲物を見つけるときに役立っていたのではないかと推測されています。

参考:西日本新聞 こどもタイムズ

モササウルス

モササウルスも魚竜同様、海棲爬虫類に分類される生物です。

「海の王者」と呼ばれるモササウルスはヘビやトカゲのような姿をし、ヒレのような指を使って水中で生活していました。

体内で赤ちゃんを育てて、水中で出産していたことも明らかになりました。

下顎の関節を横に動かせるモササウルスは、大きく口を開いて水中の獲物を水ごと一気に吸い込み、多くの魚を食べていたと考えられています。

また「史上最強」と言われるティラノサウルスに匹敵するほどの噛む力があり、陸に生息する恐竜や翼竜なども捕食対象だったことが分かっています。

首長竜

モササウルスと同時期に海を支配していた首長竜は、大型で首が長い海棲爬虫類です。

体よりも長い首をもつ首長竜は、キリンの10倍以上の長さの首の骨があったことが確認されています。また、首長竜のなかには、進化していく過程で首が短くなった種類もいます。

数多く発見されている首長竜の化石の1つである咽頭部を解析した結果、体内で消化しきれなかった「ペリット」と呼ばれる不消化物を口から吐き出していたことが分かりました。

鳥類やヘビ、トカゲなどと同じペリットを吐き出す行為の発見により、首長竜の一種は丸呑みした獲物を歯の代わりに胃の中にある胃石ですりつぶしていたと考えられます。

参考:東京都市大学 1億年前の首長竜に現代の鳥に似た習性 ー 世界初、未消化ではきだした”ペリット”を発見 ー

恐竜は研究によって種類や体長が変わることもある

恐竜は研究によって種類や体長が変わることもある

恐竜を研究していく過程で、別の種類だと思っていた化石が、実は以前発掘されたものと同じだったと判明することがあります。

同じ種類と判明すると、発掘時に付けられた名前は取り消されます。なぜなら、初めに付けられた名前に統一することが決まりだからです。

名前が取り消されると発見総数は減るイメージがありますが、発掘する数の方が上回っているため、実際には毎年少しずつ増加していきます。

体長も同様です。恐竜の体長は化石を元にデータ化した推測値のため、研究を重ねてあらたに数値を出すと以前と変わることがあります。

たとえば、ティラノサウルスの体長は、2019年に12mから13mに変更されました。

研究を重ねるほど新たな発見が生まれるため、今後も恐竜の本来の姿が判明していくでしょう。

図鑑では物足りない!恐竜の知識や技術を学ぶなら専門学校がおすすめ

図鑑では物足りない!恐竜の知識や技術を学ぶなら専門学校がおすすめ

数ある専門学校のなかでも、恐竜のことが学べるのはTCA東京ECO動物海洋専門学校だけです。

校内の恐竜校舎には、日本に3体しかいない全長12mの「アクロカントサウルス」の骨格レプリカが設置されています。

恐竜の基礎から学べる4年制の「恐竜・自然史博物専攻」では、3Dプリンターやテクノロジーを用いて骨格レプリカを復元する技術を身につけたり、映像制作に必要なPCの使い方や展示物を組み立てる溶接技術を習得できたりします。

また、校外学習では、恐竜博物館~ララミディア大陸の恐竜物語~2021@YOKOHAMAの展示や設営、開催期間中は展示の解説などを行い、実践的な技術を身につける機会も設けられました。

全国で恐竜の知識や技術が学べる専門学校は、TCA東京ECO動物海洋専門学校だけです。

高度専門士の取得要件も満たしているため、卒業後は大学院への進学も可能です。

本校での学びは就職の採用や就職後の給与面などの評価向上効果も得られるため、トータル的に考えると大学と同等、もしくは大学以上と言えるでしょう。

まとめ:種類豊富な太古の恐竜の魅力を多くの人に知ってもらおう

まとめ:種類豊富な太古の恐竜の魅力を多くの人に知ってもらおう

恐竜の種類や知識は奥が深いため、独学で勉強しようと思っても正しい知識が得られない可能性があります。

ですが、専門学校に通うと恐竜に関連する知識や技術を基礎から学べるため、間違って得ていた情報も正しく変換していけます。

TCA東京ECO動物海洋専門学校の「恐竜・自然史博物専攻」は、国内で初めて恐竜の知識や技術が学べる専攻です。

「恐竜の種類が知りたい」「恐竜の正しい知識を身につけたい」と少しでも感じた場合は、体験入学やイベントに参加してみるとよいでしょう。

本校では定期的に各専攻に関するイベントが開催されており、W体験dayと称して1日で2つの動物業界のお仕事を体験できる日が設けられています。

TCA東京ECO動物海洋専門学校の公式サイトや無料の資料請求などをチェックして、気になるイベントや企画があれば、ぜひ参加してみてください。

太古の恐竜の魅力を多くの人に知ってもらうきっかけ作りができるよう、恐竜の種類や正しい知識を身につけていきましょう。