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動物看護師に向いている人・向いていない人の特徴・性格!なるには?

動物看護師に向いている人・向いていない人の特徴・性格!なるには?

「動物看護師に向いている人ってどんな人?」

「逆に、動物看護師に向いていない人ってどんな人?」

「自分が動物看護師に向いているか知りたい」

動物が好きで、動物看護師に興味がある人のなかには、このような疑問のある人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、動物看護師に向いている人、向いていない人の特徴・性格を解説していきます。

動物看護師に向いている人が動物看護師になれば、「この仕事を選んでよかった」と満足できるでしょう。反対に、向いていない人が動物看護師になれば、「自分にはこの仕事は合っていない……」と後悔してしまう恐れがあります。

動物看護師に興味がある人や、自分が動物看護師に向いているか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

動物看護師に向いている人の特徴・性格

歯磨きする猫

動物看護師に向いている人の特徴・性格は、次のとおりです。

  • 動物が好きな人
  • 向上心や探究心がある人
  • 忍耐力や体力がある人
  • 素直で協調性がある人
  • 責任感が強い人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 世話好きな人
  • 洞察力・観察力がある人
  • 臨機応変に対応できる人
  • 事務作業が好きな人

それぞれ解説していきます。全て当てはまらなくても動物看護師としては働けますので、安心してください。

動物が好きな人

動物看護師はその名のとおり犬や猫などの動物を看護します。

業務を通じて多くの動物と接するため、動物好きの人には向いています。

「犬や猫などの動物に関わる仕事をしたい」「ケガや病気に苦しんでいる動物を助けたい」と思っている人なら、やりがいを持って働けるでしょう。

ただし、「猫だけが好き」「犬だけが好き」というように特定の動物だけが好きな場合、自分の好きではない動物と接する際にストレスを感じてしまうかもしれません。

向上心や探究心がある人

動物の健康を守るため、動物看護師には多くの知識や経験が必要です。

専門的な知識を勉強したり、以下のような幅広い業務をおこなったりします。

  • 健診の補助
  • 体温測定
  • 体重測定
  • 脈拍測定
  • 患部の洗浄
  • 投薬
  • 採血
  • カテーテルによる採尿
  • マイクロチップの挿入

覚えることが多いため、「今よりももっと成長しよう」「できることを増やそう」という向上心や探究心がある人のほうが向いているでしょう。

なお、動物医療は進歩し続けており、新しい検査方法や治療方法が次々に登場しています。そのため、動物看護師になってからも勉強し続ける必要があります。

動物看護師の業務は幅が広く、向上心や探究心があれば、勤務すればするほど成長を実感できるはずです。

忍耐力や体力がある人

動物看護師は動物の苦しむ姿や亡くなる姿を見ることもあるため、忍耐力のある人が望ましいです。「つらいことがあっても耐えられる」という精神力がある人には、相性がよいでしょう。

また、立ち仕事が多いので、体力がある人にも向いています。特に、大型犬は力が強いため、診察や治療の間、暴れないよう押さえておくために体力が必要です。他にも、入院中の犬の散歩をおこなうなど、動物看護師には体力の求められる仕事があることを覚えておきましょう。

素直で協調性がある人

動物看護師は、獣医師や他の動物看護師と連携して業務をおこないます。

そのため、獣医師の指示に素直に従える人、他の動物看護師とチームで仕事ができる協調性のある人が望ましいです。

獣医師の治療方針に正確に従ったり、他の動物看護師と協力してスムーズに診察が進むようにしたりします。

勝手に行動してしまうと、動物の命を危険にさらしてしまう恐れもあるので、獣医師や他の動物看護師との連携はとても重要です。

責任感が強い人

大切な動物の命を預かる仕事のため、責任感が強い人のほうが望ましいです。

「動物のためにできることは、一生懸命おこなう」「しっかりと健康面をサポートする」という責任感の強さが求められます。

責任感の強い人なら、難しい業務でも最後までやり遂げられるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

動物看護師には、コミュニケーション能力の高さも求められます。

たとえば、ペットが健康を崩して来院された飼い主さんに対して、「いつ頃から具合が悪いですか?」などと丁寧なヒアリングをする必要があります。動物はしゃべることができません。飼い主さんから詳しい状態を聞くのは重要な仕事です。

また、獣医師や他の動物看護師に動物の状況をきちんと共有するなど、周囲に気を配れる人が望ましいといえます。

具体的には、「田中さんの愛犬ですが、最近は元気が出てきました」と伝えるのではなく、「田中さんの愛犬ですが、最近は食事の量が増えて、歩く速度も速くなりました」と詳細に伝えることが大切です。

世話好きな人

動物の世話をする仕事であるため、面倒見がよく世話好きな人に向いています。

動物看護師は動物が早く回復するように診察や治療をおこないます。

世話好きな人ならストレスを感じることなく、「動物の力になれてうれしい」とやりがいを感じながら動物と触れあえるでしょう。

洞察力・観察力がある人

動物看護師がお世話をする動物は病気やケガをかかえています。

そのため、病気やケガの悪化や、回復などのわずかな変化に気付ける洞察力・観察力がある人のほうが望ましいです。

「いつもより元気がないので、別の検査をしてみよう」「順調に回復しているので、薬が効いているようだ」と動物の細かい変化に気付けることが大切です。

最初のうちは変化に気付かないかもしれませんが、「何かいつもと変わったところはないかな?」と動物に注意を向けていると、細かい変化に気付けるようになります。

臨機応変に対応できる人

動物病院には病気やケガをしたさまざまな動物が運ばれてきます。

「検査の受付をしながら、入院している動物の様子も観察する」「緊急手術の必要があるので、すぐに準備する」という臨機応変な対応が求められます。

人間に比べて、動物は予想外の動きをすることもあるので、焦らずに冷静に対応できる人が向いています。

事務作業が好きな人

動物看護師はカルテの作成、会計業務や予約の管理などの事務作業もおこないます。そのため、事務作業が好きな人とも相性がよいです。

「パソコンでの作業が好き」「動物のデータをまとめるのが楽しい」という人なら、ストレスを感じずに楽しく働けるでしょう。

なお、事務作業も経験を積むにつれて、素早くできるようになります。「パソコンをあまり使ったことがないから心配」という人も心配する必要はありません。

動物看護師に向いていない人の特徴・性格

毛並みを整えられる猫

動物看護師に向いていない人の特徴・性格は以下のとおりです。

  • 動物アレルギーを持っている人
  • 動物の苦しむ姿を見たくない人
  • 勉強が好きではない人
  • 他人と接するのに抵抗感がある人
  • 急な状況変化にストレスを感じる人
  • 医療行為が苦手な人

順番に解説していきます。ただし、動物アレルギー以外は、動物看護師を目指している間に克服できる可能性があります。

動物アレルギーを持っている人

犬アレルギーや猫アレルギーなどの動物アレルギーを持っている人は注意が必要です。

動物看護師は犬や猫をはじめ、さまざまな動物と接するため、アレルギー症状が出てしまう可能性が高いでしょう。場合によってはアレルギーが重篤化してしまう恐れもあるので、目指す場合は、慎重に検討してください。

動物アレルギーの薬を服用しながら、勤務することは可能です。ただし、残念ながら動物アレルギーをお持ちの人は、動物看護師と相性が悪いといえます。

動物の苦しむ姿を見たくない人

動物看護師は、ケガや病気で苦しむ動物の姿を見ることもあります。

共感性が高い人の場合、「苦しむ動物を見ていると自分まで苦しくなってしまう」とつらい思いをするかもしれません。

なお、経験を積むうちに「どんなことがあっても、動物を助けたい」という気持ちになる可能性もあります。

勉強が好きではない人

動物看護師として就職するまでには多くの専門的知識を身につける必要があり、たくさんの勉強をしなければなりません。

また、就職をしてからも必要に応じてさらなる学習が必要です。

「新しいことを学ぶのが苦手」「勉強が好きじゃない」という人には、相性がよくない職業かもしれません。

ですが、どのような仕事でも学ぶ姿勢は必要です。動物が好きで、動物看護師になりたいのであれば、自然と勉強への意欲が湧いてくるはずです。勉強があまり好きではないという人でも、自分の好きな分野の勉強なら、きっと前向きに取り組むことができるでしょう。

他人と接するのに抵抗感がある人

上でもお伝えしたように、動物看護師は獣医や他の動物看護師と連携して仕事をします。

また、動物の飼い主さんともコミュニケーションが必要です。そのため、「自分一人で働きたい」「人と関わらずに、動物とだけ接していたい」という人は長く続けにくいでしょう。

しかし、コミュニケーション能力も、働くうちに身についてくる可能性はあります。

急な状況変化にストレスを感じる人

ケガや病気の動物と接するため、動物看護師は急な状況変化に対応する必要があります。

「入院していた動物の病状が悪化した」「診察中に動物が急に暴れだした」などの事態になったときに、「どうしよう……」とストレスを感じる人は、動物看護師は向いていないかもしれません。

ただし、急な状況変化にストレスを感じる原因は、経験不足によるものかもしれません。現場で経験を積み、対処方法がわかってくれば、自分のなすべきことも判断できるようになります。それにより、急な状況変化にもストレスを感じることなく、冷静に対応できるようになる可能性があります。

経験を積んで自身が成長すれば、「新人のときは病状が変化すると慌てていたけど、今は獣医師の指示をすぐに実行できる」「今はどんなことにも落ち着いて対応できる」と感じられる日が来るでしょう。

医療行為が苦手な人

動物看護師は動物の検尿や手術などの医療行為をしたり、見たりします。

「検尿が苦手……」「動物が手術されている姿を見ると強いストレスを感じてしまう……」という人には向いていないかもしれません。

ですが、医療行為も経験を積めば、慣れてきてストレスを感じなくなる可能性もあります。なにより、医療行為は動物を救うために必要な手段です。「今は医療行為が苦手だけど、動物のために、慣れるまで頑張ってみよう」と挑戦してみるのもよいかもしれません。

動物看護師を目指すなら専門学校がおすすめ

小型犬を抱く2人の獣医

動物看護師は動物の健康をサポートするため、専門知識に加えて経験も必要です。しかし、経験を座学で身につけるのは簡単ではありません。

大学では一般教養などの幅広い知識を学べますが、専門学校に比べて実習が少ないため、実践的な経験を積むのは難しいでしょう。

専門学校なら、大学に比べて実習が豊富なため、実践を通じて経験を積むことができます。動物への接し方や患者への対応を身につけることが可能です。

2019年に愛玩動物看護師法が成立し、動物看護師は「愛玩動物看護師」として国家資格化され、資格試験の対策がますます必要になりました。

数ある専門学校のなかでも、TCA東京ECO動物海洋専門学校の「愛玩動物看護師&高度医療専攻」では、4年間で動物看護師に必要な知識と経験を効率的に学習可能です。

愛玩動物看護師&高度医療専攻には、次のようなポイントがあります。

  • 国家資格の「愛玩動物看護師」取得に向けたサポート
  • 全国の動物病院や動物関連施設での職場体験が可能
  • 全国トップクラスの動物病院求人件数で就職を支援
  • 犬猫に加えて動物園・水族館への実習

4年制のため、「時間をかけて着実に愛玩動物看護師を目指したい」という人におすすめです。

動物看護師専攻」では、3年間で愛玩動物看護師に必要な知識と経験の学習が可能です。3年制専攻でも、国家資格の取得サポートもあり、「早く愛玩動物看護師になりたい」という人に向いています。

オープンキャンパスや体験授業もおこなっているため、実際に学校の雰囲気を感じられます。

また、資料請求はWebから簡単におこなえます。

興味がある人は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ:自分が動物看護師に向いているか考えてみましょう

獣医さんと猫

動物看護師は、向いている人なら「この仕事を選んでよかった」と感じられる、やりがいのある仕事です。

反対に、動物看護師に向いていない人は「この仕事は自分に合っていない……」と後悔してしまうかもしれません。そのため、自分が動物看護師に向いているか一度考えてみましょう

動物看護師に向いている人の特徴・性格

  • 動物が好きな人
  • 向上心や探究心がある人
  • 忍耐力や体力がある人
  • 素直で協調性がある人
  • 責任感が強い人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 世話好きな人
  • 洞察力・観察力がある人
  • 臨機応変に対応できる人
  • 事務作業が好きな人

動物看護師に向いていない人の特徴・性格

  • 動物アレルギーを持っている人
  • 動物の苦しむ姿を見たくない人
  • 勉強が好きではない人
  • 他人と接するのに抵抗感がある人
  • 急な状況変化にストレスを感じる人
  • 医療行為が苦手な人

上でもお伝えしたように、動物看護師は「愛玩動物看護師」として国家資格化されました。

愛玩動物看護師の仕事内容や資格の概要については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

愛玩動物看護師とは?国家資格化に関する情報や仕事内容・平均年収なども紹介!

TCA東京ECO動物海洋専門学校では二つの専攻から「愛玩動物看護師」を目指すことができます。

「じっくりと時間を使って愛玩動物看護師を目指したい」という人には、「愛玩動物看護師&高度医療専攻」で、4年間の実戦を通じて経験と専門知識を身につけられる環境を用意しています。

「できるだけ早く愛玩動物看護師になりたい」という人には、3年間で愛玩動物看護師に必要な知識と経験が学べる「動物看護師専攻」がおすすめです。

オープンキャンパスや体験授業もおこなっているため、動物看護師を目指している人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

資料請求も簡単におこなえます。

動物看護師は獣医師と連携して動物の健康をサポートするやりがいのある職業です。動物の苦しむ姿を見ることもありますが、動物が元気になったときには、大きな喜びを感じられるでしょう。

興味がある人は、ぜひ夢への第一歩を踏み出してみましょう。