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イルカと働く!ドルフィントレーナーになるには?資格や給料や仕事内容!

イルカと働く!ドルフィントレーナーになるには?資格や給料や仕事内容!

「幼い頃に見たイルカショーに感動してドルフィントレーナーを目指したいと思うようになったけれど、必要な資格はあるの?」

「華やかな世界に見えるドルフィントレーナーだけれど、給料や仕事はどんな感じなの?」

ドルフィントレーナーに憧れるけれど、現実はどんな感じなのか詳しく知りたい人もいるでしょう。

この記事では、持っていると有利な資格や仕事内容をドルフィントレーナーを数多く輩出してきたTCA東京ECO動物海洋専門学校が詳しく説明していきます。

一読するとドルフィントレーナーになるために今からできることもわかるため、将来に向けて一歩前進できます。

ドルフィントレーナーとは?

ドルフィントレーナーとは?

ドルフィントレーナーとは、イルカにジャンプやバイバイなどのパフォーマンスを教える訓練士のことです。

また、イルカに触ったり体験者の合図に合わせてパフォーマンスをさせたりできる触れあい体験ガイドも行います。

餌やりや健康管理、水槽の掃除など、ショー以外の仕事も豊富にこなすのがドルフィントレーナーです。

ドルフィントレーナーになるための条件は?必要な能力は?視力も要求される?

ドルフィントレーナーになるための条件は?必要な能力は?視力も要求される?

ドルフィントレーナーになるのに特別な条件はありません。

しかし、生物や観客、水を相手にする職業のため、専門知識や技術が必要です。

たとえば、イルカショーで行われているパフォーマンスは、イルカが自然界で行っている動きをドルフィントレーナーが上手に引き出し技を成功へと導いています。

イルカは毎日同じ動きをしていると飽きてしまう生き物です。

ドルフィントレーナーは、ショーの最中にイルカが飽きてパフォーマンスを止めてしまわないようにイルカの気持ちを理解し、コントロールする能力も必要です。

水族館によっては水中ショーも行うドルフィントレーナー。

視力が悪いと水中でコンタクトレンズが外れる恐れがあるため、水中ショーは難しいのが現状です。しかし、コンタクトレンズを装着して陸でショーをするトレーナーも多くいます。視力が悪いと、ドルフィントレーナーになれないという明確な基準はありません。

ですが、水中ショーを行うスタッフの募集や施設の方針によっては視力の規定がある場合もあります。

活躍できる場が限られる恐れはありますが、視力が悪くてもドルフィントレーナーへの道が閉ざされるわけではありません。

夢を諦めず、できることから始めて道を切り開いていきましょう。

ドルフィントレーナーに必須の資格はない?有利な資格を公開

ドルフィントレーナーに必須の資格はない?有利な資格を公開

ドルフィントレーナーになるために、必ず必要な資格はありません。

しかし、ドルフィントレーナーには、就職に有利になったり知識や技術を向上させたりするために取得しておきたい3つの資格があります。

  1. 潜水士
  2. 普通自動車免許
  3. 学芸員

1.潜水士

潜水士

ドルフィントレーナーになるために、取得しておくと良い資格の一つに潜水士があります。国家資格でもある潜水士は、水中で作業をするために必須のスキルです。

しかし、筆記のみの試験で合否が決定するため、実際に水中に潜れるかどうかの証明にはなりません。

ドルフィントレーナーは水槽内で作業したりショーで水中に潜ったりするスキルが必要です。

スクーバダイビングのライセンスを取得すると対処できますし、実技の証明ができます。

たとえば、水深5m~12mほどの範囲内であることが多いイルカショーの水槽なら、水深18mまで潜れるオープンウォーターダイバーのライセンスがおすすめです。

ダイビングの基本ともいえるオープンウォーターダイバーのライセンスは4日ほどで取得でき、更新不要で永久的に使えるため重宝します。

ドルフィントレーナーを目指すなら、潜水士と合わせて取得しておきたいライセンスの一つです。

2.普通自動車免許

普通自動車免許

ドルフィントレーナーは、就職時の募集要項に普通自動車免許の取得が条件になっている場合があります。

就職後に必要になるかは定かではありませんが、取得していないと応募できる権利すら与えられないことがあります。

求人が少ないドルフィントレーナーの求人枠に少しでも応募できるよう、普通自動車免許はぜひ取得しておきたい資格の一つです。

3.学芸員

学芸員

ドルフィントレーナーは、国家資格である学芸員の資格を取得するのも有利です。

学芸員は、生物の生態観察をしたり館内の展示物を見て感動やワクワクが味わえるように工夫したりする仕事をしています。

調査や展示だけでなく、生物の体調管理やエサやり、掃除なども業務に含まれる学芸員は、専門知識を活かして生物たちと深い関わりが持てます。

生態観察に長け、イルカのちょっとした変化にもいち早く気づきやすくなる学芸員の資格を取得しておくと、イルカとのコミュニケーションにも役立つのでおすすめです。

イルカの気持ちを理解するのは、よいドルフィントレーナーになるために大切なスキルの一つ。

学芸員は、ドルフィントレーナーをする上で必要なスキルを身につけられる有利な資格の一つです。

しかし、学芸員資格は決められた大学にて既定の科目履修が必要になるため、事前にどのような大学があるか調べて受験合格をしなくてはいけません。

ドルフィントレーナーが目指せる学校

ドルフィントレーナーが目指せる学校

ドルフィントレーナーになるために通いたい学校は、生物学や海洋学などの専門知識が学べたり実技実習ができたりする学校です。

ここではドルフィントレーナーが目指せる一般的な学校を2種類紹介します。

  1. 専門学校
  2. 大学

以下、順番に説明していきます。

1.専門学校

専門学校

ドルフィントレーナーの勉強をするには、専門知識や技術が習得できる専門学校がおすすめです。

専門学校では、全国にある30ヶ所ほどの水族館で研修したりスクーバダイビングの実習を行ったり、ドルフィントレーナーに必要な技術が実習を通してプロから学べます。

また、ドルフィントレーナーになるために必要なカリキュラムがしっかりと組まれている専門学校では、潜水士の国家資格対策も行われています。

2年制の専門学校が多いドルフィントレーナーの学費は、年間110万円~150万円ほど。2年間通うと多くて300万円ほどです。

ドルフィントレーナーの就職募集が一般的には探しづらい現状なので、卒業後の就職までのトータルサポート力を考えると、専門学校は良い環境が兼ね備えられた学びの場と言えるでしょう。

2.大学

大学

大学に通ってドルフィントレーナーを目指す場合は、水産生物学、水質学、海洋学などのカリキュラムがある大学を選択しましょう。

ドルフィントレーナーに必要な知識が学べるだけでなく、海洋生物の保全や生態調査、遺伝子学など関連することも学べて将来の可能性を広げられます。

就職に有利になる資格取得は、学校で勉強できる資格もあれば個人で勉強するものなどさまざまです。

ドルフィントレーナーには知識だけでなく、技術も必要。

大学によっては勉強してきたことを活かし、ダイビングやドルフィンスイムなど各自で計画した海洋環境調査などを行うところもあります。

学費は年間120万円~180万円ほど。4年間で480万円~720万円ほどになり、専門学校の倍以上の学費が必要ですが、そのぶん大学では幅広い知識が習得できます。

研修や実習が多い学校を選ぶのがポイント

研修や実習が多い学校を選ぶのがポイント

ドルフィントレーナーになるための学校を選ぶポイントは、研修や実習が多い学校を選ぶことです。専門学校では、気になる施設や水族館などをインターンシップ先に選び研修を受けられます。

インターンシップは、現場で技術を学べるだけでなく職場環境や企業方針などを知るいいチャンス。実習を通して自分に合う職場か模索している間に、インターンシップ先ではあなたの知識や技術、仕事へ取り組む姿勢、コミュニケーション能力などを見極めています。

インターンシップ先から高評価を得られれば、その後の就職活動も一歩リード。企業との架け橋になります。高評価を得るには、実践で使える知識や技術を習得することが大切です。

たとえば、専門学校では校外学習や企業プロジェクトなどを通してプロの現場で仕事を体験したり技術を学んだりできるカリキュラムが豊富に組まれています。就職前に多くの施設で実習することで、自分に適した仕事を見つけられたり補うべき知識や技術を明確にできたりして、能力の底上げに役立ちます。

大学の場合は、インターンシップや校外授業を行う回数が専門学校に比べると圧倒的に少ないのが難点です。広い知識を身につけられる座学中心の大学では、勉強したい分野を掘り下げていくこともできるため、将来への道が広がります。

その反面、プロから知識を学んだり技術を磨いたりする機会が少なく、実践で鍛えることが難しい面があります。

実技がままならないとインターンシップ先でも高評価を得づらく、就職に不利になることもあるでしょう。研修や実習の数を補うためには、個人で研修先を探したりインターンシップ先を探したりできる行動力が必要です。研修や実習の段取り、スケジュール管理も重要になり、ときには補佐的な作業もこなさなくてはいけません。

研修や実習、イルカとの関わり方などトータルサポートがある専門学校で実践的な技術を学ぶか、座学中心の大学で知識を深める勉強を重視するかで、進路選択は変わります。学校選びは、在学中だけでなく就職も視野に入れて選ぶことが大切です。

ドルフィントレーナーの倍率はかなり高く就職先も限りがあるため、学生時代から就職に向けて土台作りをしておくとよいでしょう。

ドルフィントレーナーの就職先は?求人を解説

ドルフィントレーナーの就職先は?求人を解説

ドルフィントレーナーの夢が花開くイルカショーが開催されている水族館は、全国で30ヶ所ほど。水族館も含めた就職先は以下の場所などがあります。

  • 水族館
  • ダイビング、マリン施設
  • イルカふれあい施設
  • ドルフィンスイム

ドルフィントレーナーの求人は、「狭き門」と言われるほどなかなか募集がありません。募集があるのは、施設が新設されたときや欠員が出たときです。

いつ募集されるか分からないだけでなく、応募者が多くて採用に至らないこともあるでしょう。

運が良ければ、水族館やマリンパークなどの施設に求人の問い合わせをしたときに、募集開始時期と上手くかみ合い就職できることもあります。

とはいえ、幸運に恵まれることは稀なため、学校の就職サポートをフル活用して就職先を決めるのが理想的でしょう。

ドルフィントレーナーの平均年収は?給料を紹介

ドルフィントレーナーの平均年収は?給料を紹介

ドルフィントレーナーの1ヶ月の給料は、14万円~20万円ほど。

年収にするとボーナスを抜いて168万円~240万円ほどです。平均年収は一概には言えませんが、204万円ほどになります。

年収を厚生労働省のサービス業と比較すると高いとは言えない年収ですが、若干少なめのため、イルカが好きという気持ちだけでは続けていくことが難しく感じるかもしれません。

ドルフィントレーナーに憧れて就職した人は、職位を上げることよりイルカとショーを楽しむことを優先する人もいます。

人に感動を与え、笑顔にしてくれるドルフィントレーナー。

給料は少なめですが、それ以上にやりがいを感じるドルフィントレーナーだからこそ、トレーナーに憧れる人が多く就職倍率も高いのでしょう。

ドルフィントレーナーの仕事内容!1日の生活は?

ドルフィントレーナーの仕事内容!1日の生活は?

ドルフィントレーナーの1日はイルカの餌作りから始まり、1頭10kg~15kgほどの餌を毎日5回ほどに分けて与えています。

イルカの数にもよりますが1日に準備する餌は100kg以上。餌を運ぶだけでも重労働です。

餌の種類は、ししゃもやホッケ、イカなどの魚介類になり、イルカの個体ごとに食べやすいようにさばいています。

健康管理は、毎日イルカのお尻の穴に体温計を入れて検温します。

また、定期的に行う体重測定は、イルカがプールから板の上に上手にジャンプしたり担架に乗せて吊り下げたりして測ります。

施設にもよりますが、大まかな1日の仕事内容は以下の通りです。

9:00 出社
9:10 餌作り
9:30 イルカの健康管理と館内点検
10:30 餌やり
11:00 イルカショー
12:30 餌作り、ショーの準備
13:00 イルカショー
14:00 餌やり
15:00 イルカショー
17:30 閉園
18:00 退社

ほかには、イルカショーのプログラムを作ったりイルカを調教したりします。 また、イルカの体調が良くないときには、泊まり込みをして体調を管理することもあります。

ドルフィントレーナーのやりがいは?楽しいこと・大変なことって何?

ドルフィントレーナーのやりがいは?楽しいこと・大変なことって何?

ドルフィントレーナーは、重い餌を運んだり冷たいプールでショーを成功させたり大変なことが多くあります。

ですが、それ以上にショーを見に来てくれた人たちが歓声を上げたり感動してくれたりして、イルカを好きになってくれることが喜びに繋がります。

たとえば、イルカショーでイルカが水をかけて観客を喜ばせる技。ただ闇雲にイルカに指示を出してもタイミングが合わなければ技は成功しません。

イルカの動きに合わせて観客側にいるトレーナーが動き、水しぶきを上げる位置やジャンプの着水地点をコントロールします。技が成功したらホイッスルを吹き、音を聞いたイルカは技が上手にできたことを理解します。

飽きやすいイルカが最後までしっかりとショーを続けられ、日々の訓練の成果を披露できたとき、よりやりがいを感じるでしょう。

ドルフィントレーナーに向いているのはどんな人?

ドルフィントレーナーに向いているのはどんな人?

ドルフィントレーナーに向いている人は、イルカの気持ちを理解しようとしっかり観察したり目に見えないことを見抜く洞察力があったりする人です。

ほかには、以下のような人が向いています。

  • 重労働についていける体力がある人
  • イルカとコミュニケーションが取れる人
  • 根気強く技を教えられる忍耐力がある人
  • ショーでも臨機応変に対応できる演技力がある人
  • イルカの気持ちに寄り添える人

ドルフィントレーナーになりたい人はイルカが大好きな人が多いでしょう。

ドルフィントレーナーになりたいと思った時点では、まだ体力が足りなかったり演技力がなかったりするかもしれません。

ですが、訓練すれば向上する能力もあります。

向いている人に該当しないからといって夢を諦めず、向いている人に近づけるよう努力を惜しまず向上心を持つことが夢への第一歩になるでしょう。

ドルフィントレーナーの将来性は?

競争倍率が高く、年収が少なめのドルフィントレーナーの将来性は、一部では不安視されている声もあります。

なぜなら、2015年、公益社団法人「日本動物園水族館協会(JAZA)」の通達によりイルカの捕獲が禁止されたからです。

日本動物園水族館協会の声明

●イルカに対する(公社)日本動物園水族館協会の取り組みについて

(公社)日本動物園水族館協会JAZAは、私たちもその会員である世界動物園水族館協会WAZAとの協議を経て平成27(2015)年5月、追い込み漁によるイルカ類の導入を行わないことを決定しました。「収穫する動物は、できるだけ飼育繁殖したものとし、それ以外の入手は適法であることはもちろん、動物の福祉や種の保全について十分な配慮のもとで行われること」という当協会の倫理福祉規定に基づく決定です。

ゾウやキリンなどのようにイルカ類も野生個体を保護することは極力減らし、飼育個体の繁殖を進めていかなければなりません。そのためには、各園館の努力とともに、当協会が積極的にその取り組みを支援していく必要があります。

公益社団法人 日本動物園水族館協会

2020年時点で水族館に展示されているイルカは追い込み漁で捕獲されたものが多いため、今後のイルカの導入手段を考えなければいけません。

水族館の本来の目的は、種の研究。人工授精によるイルカの繁殖にも取り組んでいますが、追い込み漁が行われていた日本は海外より繁殖技術が低いのが現状です。

ですが、イルカの捕獲禁止が決定されてから、関連機関が繁殖について力を入れ始めたのも事実です。

まだまだ繁殖技術が低いとはいえ、人工授精に成功した事例も複数あり、2020年にはショーに出演するまでに成長しているイルカもいます。

現状を打破するため、ショーだけでなく、繁殖にも力を入れる水族館が多くなれば、繁殖技術も向上していきます。

水族館に勤務するまでイルカの治療をしたことがない獣医師も多く、生まれてきたイルカたちの健康管理を獣医師と共にドルフィントレーナーも担っていくことになり、よりいっそうドルフィントレーナーの知識や技術が重要になってくるでしょう。

まとめ:ドルフィントレーナーはお客様を笑顔にできる

まとめ:ドルフィントレーナーはお客様を笑顔にできる

ドルフィントレーナーは、イルカショーや触れあいセンターなどでイルカの知識やショーなどを披露する職業です。

正面から見るとにっこり笑っているように見えるイルカは、難易度の高い技や可愛い芸を披露して多くの人を魅了しています。幼い頃に見たイルカショーに感動し、ドルフィントレーナーに憧れる人もいるでしょう。

また、ドルフィントレーナーの就職倍率の高さや収入面を考えるとこのまま夢を追うべきか悩む人もいるのではないでしょうか。

イルカとの信頼関係を築き、多くの人に感動や笑顔を与えるドルフィントレーナーは、就職倍率が高いからこそ、トレーナーになれたときの嬉しさが倍増します。

TCA東京ECO動物海洋専門学校ドルフィントレーナー専攻では、就職に有利な資格が取得できるだけでなく、トレーニング施設との提携で直接イルカと関わりが持てます。

全国の水族館や触れあい施設などで研修や実習が行えるため、就職したい施設をインターンシップ先に選択することも可能です。

就職したい施設の雰囲気や仕事内容をしっかり観察できるだけでなく、自分の存在もしっかりアピールできるチャンスです。 ドルフィントレーナーになるためには、狭き門をくぐり抜ける知識や技術を習得が必要です。「やっぱりドルフィントレーナーになりたい!」と思っている人は、TCA東京ECO動物海洋専門学校の無料の資料請求をしてください。